お笑い芸人の狩野英孝さんが9日、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」、マジシャンのマギー審司さんらとともに、東京都内で開かれたコント番組「東北魂TV」（BSフジ）のDVD発売記念記者発表に出席。30歳の誕生日だった2月22日に3歳年上の一般女性と結婚した狩野さんは、新婚生活について「幸せです」とにっこり。最近新居に引っ越ししたといい、「6年近く付き合っていてずっと同棲（どうせい）してたので、ほとんど（生活は）変わらない」と話したが、「正直に言ったら、これまでBSに入っていなかったので、（同番組の）オンエアを見られなかった。でも引っ越して見られるようになって、DVDで見るのと違って新鮮だった！」と笑顔でコメント。すかさずメンバー全員から「なんで（番組でなく）BSの宣伝になってるんだ！」と突っ込まれていた。

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　「東北魂TV」は、サンドウィッチマン、狩野さん、マギーさんら東北地方出身のお笑い芸人が集結して繰り広げるコント番組。仙台出身のサンドウィッチマンの2人は、東日本大震災後、東北出身のお笑い芸人や著名人らとともに、「東北魂」を掲げて、チャリティーライブをメーンに義援金を募る活動を行っており、今回のコント番組のタイトルにも使用している。DVD「東北魂TV−THE TOHOKU SPRIT−」には、番組で披露されたコントに加え、未公開コントなどを収録する。

　会見で「東北魂」の“リーダー”を宣言した狩野さんは、番組のために自らコントを書いたことを明かし、「（そのコントは）ボツになってしまったので、もう1本書いてきた」とニヤリ。「今回のDVDに足りないのは歌とダンスだと思うので、ミュージカル風のコントを。本当だったら僕1人でやりたいくらいだが、“面白さのおすそ分け”をして（みんなで）コントを完成させたい」と自信満々で、コントの序章部分を披露した狩野さんだったが、「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんからは「何も面白くない！」と厳しく突っ込まれていた。

　DVDの売り上げの一部を震災の義援金として送るなど、被災地支援に取り組むメンバーたち。先日、岩手・宮城・福島の東北三県を訪れ、計5100万円を義援金として担当者に手渡したという「サンドウィッチマン」の伊達さんは、「震災から1年たつ前に、被害の大きかった三県に渡せてよかった」と振り返り、富澤たけしさんは「これからも続けていきたい」と支援の続行を誓った。会見には、お笑いタレントのトミドコロさんも出席した。DVDは3675円で発売中。番組は、毎週日曜午後11時55分～深夜0時に放送中。4月からは毎週日曜午後10時55分に放送。（毎日新聞デジタル）