真田広之:「LOST」に続き2作目の海外ドラマ出演 「実績として少し残せたかな」と手応え

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 映画「ラッシュアワー3」や米ドラマ「LOST」に出演し、世界をまたにかけて活躍する俳優の真田広之さんが25日、東京都内で行われた無料BS新チャンネル「Dlife」で放送中の米ドラマシリーズ「リベンジ」のイベントに登場。同ドラマの第9話から“謎の日本人投資家”として出演する真田さんは、「LOST」に続き、米国の放送局「ABC」のドラマに出演することについて、「LOSTが終わってテレビ(ドラマ)をやることもないかなと思っていましたが、一度組んだ方たちにまたお話をいただき、うれしかった」とにっこり。「もう一度声をかけていただいたということは、過去にやったことが実績として少しでも残せたかなと思います」と手応えを感じた様子だった。

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 また、ドラマ制作の日本との違いについて、真田さんは「時間やお金のかけ方の規模がちがう。テレビなのか映画なのか分からなくなるほど、アングルやサイズを変えて何度も撮影するぜいたくな撮り方をする」と話し、「参加できてうれしいのと、ちょっと悔しい気持ちがある。モノを作る人たちの思いは日本は負けてないと思う」と力を込めた。

 「リベンジ」は、ABCが11年9月に米国で放送を開始したドラマシリーズ。かつて住んでいた土地に素性を隠して戻ってきたエミリー(エミリー・ヴァンキャンプさん)は、自分の父親を破綻へと追い込み、街の有力者として成り上がった者たちを緻密(ちみつ)な計画と仕掛けで破滅へと陥れていく……という復讐(ふくしゅう)のストーリー。初回は全米で1000万人以上が視聴し、放送開始1カ月を待たずに22話までの制作続行が決まった。第9話以降にエミリーを助ける謎の日本人投資家タケダとして真田さんが出演している。

 イベントは、主演女優のヴァンキャンプさんの初来日と真田さんの凱旋帰国を記念して行われた。ヴァンキャンプさんは、真田さんの印象を「最初は武術のシーンを撮影したのですが、私が仕事をしやすいような環境を作ってくれた」と絶賛。真田さんからは日本語のアドバイスなどもしてもらったといい、「先生と生徒のような関係だった」と明かした。

 一方、真田さんは、ヴァンキャンプさんについて「少しでもギリギリまでうまくやりたいという意識があったし、一度覚えたら忘れない、非常に優秀な“生徒”でした」と太鼓判を押した。作品のテーマにちなみ、「リベンジ」について聞かれた真田さんは、「僕自身にとっては、毎作、毎作がリベンジ。ベストを尽くすけど、こうもできた、ああもできたと反省する。その悔しさを次の作品にぶつけている」と前向きな発言が飛び出した。ドラマは毎週土曜午後9時に「Dlife」で放送中。(毎日新聞デジタル)

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