4月に一般男性と結婚した元「モーニング娘。」の中澤裕子さんが11日、天王洲銀河劇場(東京都品川区)で行われたミュージカル「源氏物語×大黒摩季 songs~ボクは、十二単に恋をする~」の公開ゲネプロ後の会見に、主演の紫吹淳さん、岸田敏志さんとともに登場。紫吹さん演じる恋多き貴公子・光源氏について、「主人よりも格好いい。ステージ上で目が合うとすべて忘れてもいいと思う。男性にない色気がある。最高です!」とメロメロ。「そんな男性が現れたら二股も?」と聞かれると、「結婚してるから不倫じゃないですか。新婚早々不倫は嫌。ダメです」とキッパリ。夫にも「舞台を見に来てほしいし、ジェラシーを感じていただきたい」といたずらっぽく笑っていた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
同舞台は、紫式部の「源氏物語」を下敷きに、舞台を現代に設定。平安時代の朝廷をモチーフにした“帝銀行”で、銀行員の光源氏を筆頭に着物姿や制服、ドレス、セーラー服に身を包んだ女性陣が大黒摩季さんのヒット曲を生演奏で歌って踊りながら現代版「源氏物語」の世界を繰り広げる。恋多き貴公子・光源氏を元宝塚歌劇団月組トップスターの紫吹さん、光源氏の継母・藤壺を中澤さんが演じるほか、元「Folder5」のAKINAさん、大河元気さん、元「AKB48」の折井あゆみさん、川上ジュリアさんらが出演する。10年10月に上演されて好評を博し、今回は再演となる。
数々の女性と浮名を流す光源氏役の紫吹さんは、「私(の役)は二股どころか、九股、十股ですから」と笑わせつつ、中澤さんの大絶賛に「だんなさんが『ちくしょう!』と言ってくれたら成功」とにんまり。宝塚では男役トップスターとして名をはせたが、「退団して8年くらいですけど、1年に1本くらい男をやってる。そろそろ男役を卒業しないと」と苦笑い。「格好つけてる自分に疲れちゃって。こんなことしてる場合じゃないんですよ!」と女性としての幸せを熱望していた。
前回の舞台に引き続き、継子である光源氏と恋に落ちる藤壺を演じる中澤さん。プライベートでは独身から既婚者となり、劇中では妊婦になるシーンもあるが、「セリフ一つ一つの意味が違うふうに感じる。結婚してる身でありながら、違う男性に恋をするのはちょっと後ろめたい気持ちは、以前よりもさらに。でも格好いいからしょうがない!」と冗談めかしながらも、実感を込めていた。
ミュージカル「源氏物語×大黒摩季 songs~ボクは、十二単に恋をする~」は同日から20日まで、天王洲銀河劇場で上演予定。(毎日新聞デジタル)