特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作「仮面ライダーウィザード」(テレビ朝日系)が9月から放送されることになり、主人公に第20回ジュノンスーパーボーイコンテスト準グランプリという経歴を持つ俳優の白石隼也さんが選ばれたことが27日、東京都内で開かれた会見で発表された。会見に登場した白石さんは、出演が決まったときを振り返り、「素直にうれしかった。仮面ライダーという歴史と伝統がある作品に出演できて本当に光栄です」と心境を明かし、「新しい仮面ライダーを作っていければ」と意気込んだ。
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同作は「魔法使い」をテーマに制作する。魔法の力を宿す「宝石」が埋め込まれた指輪で変身し、派手な魔法で敵に立ち向かう。マスクも「宝石が配置された指輪」をモチーフに、神秘的なデザインを採用。ベルト中央の手形に指輪をかざすことで変身し、指輪を替えることで、違うスタイルにチェンジする。スタイルは、「火=フレイムスタイル」の赤、「水=ウオータースタイル」の青、「風=ハリケーンスタイル」の緑、「土=ランドスタイル」の黄の4種類。それぞれの特性を生かした魔法を使うことができるという。
物語は、日食の日に行われた儀式から生まれた魔物たちから人々を守るため、儀式の生き残りで、謎の白い魔法使いから渡された変身ツールで「仮面ライダーウィザード」になった主人公・操真(そうま)晴人(白石さん)の戦いを描く。そのほかのキャストとして、奥仲麻琴さん、戸塚純貴さん、高山侑子さん、小倉久寛さんらが出演する。
会見には主要キャストが登場。役作りについて、白石さんは「魔法を使って世界を平和にする役。魔法使いに見えれば(笑い)」とシンプルに回答し、見どころを聞かれると「輪島繁(小倉さんの役)がさまざまな指輪を作るんですが、その指輪からいろんな魔法がでてくるので、そこを注目してほしい」とアピールした。
番組主題歌に、エアバンド「ゴールデンボンバー」のボーカル・鬼龍院翔さんの初のソロ曲(タイトル未定)が決まったことも発表され、会見には鬼龍院さんが特別ゲストとして登場。「歴史ある仮面ライダーの主題歌ということで、うれしく、光栄です」と語る鬼龍院さんは、初のソロ曲ということについて、「ゴールデンボンバーはメンバーの心がバラバラで、ソロということをこのあと、ツイッターで知ると思います」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘っていた。番組は9月2日から毎週日曜午前8時放送予定。(毎日新聞デジタル)