俳優の向井理さんがTBS初主演となる連続ドラマ「サマーレスキュー～天空の診療所～」が、8日からスタートする。向井さんは初の医師役に挑戦しており、ヒロインの看護師役は、NHK連続テレビ小説「カーネーション」出演以後、民放地上波初出演の尾野真千子さんが演じている。

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　ドラマは、標高2500メートルを超える厳しい環境に実在する小さな山岳診療所をモデルに、診療所と、隣接する山荘で繰り広げられるひと夏の群像劇。向井さん演じる主人公の速水圭吾は、大学病院で将来を期待されているクールな若き心臓外科医。ある日、上司からの命令で、夏の間だけ山の診療所「稜ケ岳診療所」で診療することになり、進歩した現代医療から切り離された厳しい環境で、医療の原点に立ち返り、変化を遂げていく……という物語。

　東京で看護師になるが、ある事件をきっかけに、速水が診療所に来るのと同時期に、逃げるように山荘に帰ってくる小山遥役で尾野さんが出演するほか、速水が出向く山の診療所の責任者・倉木泰典役を時任三郎さん、12年前から山の診療所で働くベテラン看護師・平原あかり役を小池栄子さん、あかりの娘・桃花役を人気子役の本田望結ちゃん、遥の父・小山雄一役を笹野高史さんが演じ、佐藤二朗さん、松重豊さんらも出演する。

　第1話は、渋々稜ケ岳診療所に向かった速水は、風呂もなく寝るときは集団で雑魚寝という山の生活に閉口してしまう。翌日には倉木（時任さん）が下山し、診療所にいる医師は速水だけに。ある日、登山道で滑落したけが人が担ぎ込まれてきたが、都心の大病院とは違い、十分な設備や薬品がない状態に、速水は戸惑う……という内容。

　主題歌は、越智志帆さんのソロユニット「Superfly」が手がける「輝く月のように」。ドラマは、8日から毎週日曜午後9時のTBS系ドラマ枠「日曜劇場」で放送。初回は15分拡大で放送される。（毎日新聞デジタル）