渡る世間は鬼ばかり:今秋に2時間SPで1年ぶり復活 前・後編でその後の岡倉家描く

「渡る世間は鬼ばかり」が、今秋に2時間スペシャルドラマとして復活することが明らかになった。=TBS提供
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「渡る世間は鬼ばかり」が、今秋に2時間スペシャルドラマとして復活することが明らかになった。=TBS提供

 11年9月に大団円を迎えたTBSの人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が、今秋に2時間スペシャルドラマとして復活することが11日、明らかになった。宇津井健さん、泉ピン子さん、えなりかずきさん、赤木春恵さんらおなじみのキャストが再集結し、最終回から1年後の岡倉家が前・後編に分けて描かれる。

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 「渡る世間は鬼ばかり」は、橋田壽賀子さんが脚本を手がけ、90~11年に放送されたホームドラマ。食事処「おかくら」を経営する岡倉大吉と5人の娘の物語。泉さん、長山藍子さん、中田喜子さん、野村真美さん、藤田朋子さんの5人姉妹らおなじみのキャストが20年間演じ続け、幅広い世代から支持を得た。娘たちの結婚、家庭問題など暮らしぶりを追いながら、それぞれの世代が抱える問題や悩みを描いてきた。シリーズ途中で、岡倉夫妻役の藤岡琢也さんと山岡久乃さんが死去し、大吉役は宇津井さんが引き継いだ。

 最終回から1年後の「おかくら」では、店の手伝いをしている五女の長子が義母・常子の世話と、いまだに料理の道を諦めない愛娘・日向子のことで悩んでいる。長女の弥生は血縁のない人々や子どもたちに囲まれて、忙しい毎日を送っている。次女の五月は、大騒ぎの末に結婚した眞と貴子の様子や、1年前にアメリカから帰国して同居している姑(しゅうとめ)のキミのことなど心配ごとが多い。三女の文子は、仕事のパートナーとして元夫の亨といい関係を保っている。四女の葉子は、1歳になった双子の母として育児に専念し、幸せに浸っている。スペシャルドラマでは、それぞれの1年後と、家族を取り巻く日常をリアルに描いていく。

 前編は、結婚して貴子父子のマンションで暮らしている眞が、久しぶりに「幸楽」に現れ、幸楽に来たことは貴子には内緒にしてほしいと言い残して帰る。しばらくして、長子の誕生日を祝うため、姉妹たちが「おかくら」に集まった。「おかくら」では大吉の右腕の板前・壮太と婚約したまひるが店を手伝っていたが、まひるは兄の力矢が気がかりで自分の結婚どころではない。長子も姑の常子がマンションに独りでいることに不安を感じていた。それぞれ家族のことで悩んでいると痛感する五月は、「幸楽」からの電話で、アメリカから帰国して勇たちと同居していたキミが転んでけがをしたことを知らされる……。放送日は未定。(毎日新聞デジタル)

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