全国的に猛暑に見舞われた27日、東京・丸の内の東京駅前の行幸通りで打ち水イベントが繰り広げられた。この日、東京では午後1時に最高気温34.2度を記録。会場には雨水やビルの排水を再利用した「中水」が用意され、浴衣やスーツ姿のオフィスワーカーなど約950人が木製のおけを使って一斉に水をまき、ひと時の「涼」を楽しんだ。
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イベントは「行幸通りde打ち水」と題し、ヒートアイランド対策として05年から毎年行っている「大手町・丸の内・有楽町打ち水プロジェクト」の一環として開催。同プロジェクトでは、7月27日~8月31日の期間中に、東京・有楽町の有楽町イトシア前広場や東京国際フォーラム(東京都千代田区)など5カ所で打ち水イベントを行うほか、丸の内仲通り周辺の路面店など93の参加団体が毎日午後5時ごろに打ち水を行う「打ち水Weeks 2012」を開催している。
イベントには、女優の河北麻友子さんをはじめ、横光克彦・副環境相、玉ノ井親方、富士東関、秋葉原地区で打ち水イベント「うち水っ娘大集合!」を行う胡桃咲姫さんらも出席。ピンク色の浴衣姿で登場した河北さんは打ち水初挑戦で、「涼しくなった! (水を)投げたあとの快感が楽しかった」とにっこり。米ニューヨーク出身ということから、「向こうではこういう文化がないので、広めたい。ニューヨークでもやってみたい」と感想を語っていた。
同プロジェクトは、8月1日に「カルガモ打ち水」(東京・大手町の三井物産本社カルガモ池広場)、8月6日に「有楽町打ち水」(東京・有楽町のイトシア前広場)、8月9日に「大手町・縁日打ち水」(東京・大手町の東京サンケイビル)、8月14日に「集まれ!KIDS打ち水」(東京・丸の内の東京国際フォーラム)を開催予定。(毎日新聞デジタル)