図書館戦争:岡田准一&榮倉奈々の初共演で実写映画化

ヒロイン・笠原郁を演じる榮倉奈々さん(左)、「図書館戦争」の表紙
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ヒロイン・笠原郁を演じる榮倉奈々さん(左)、「図書館戦争」の表紙

 「フリーター、家を買う。」などで知られる作家・有川浩さんのベストセラー小説「図書館戦争」が、人気グループ「V6」の岡田准一さんの主演で実写映画化されることが明らかになった。ヒロイン役は岡田さんと初共演となる榮倉奈々さんが務める予定で、岡田さんは「原作の世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたい」と語り、榮倉さんも「大変ありがたいと同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたい」と意気込んでいる。

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 原作は、シリーズ累計280万部突破している人気小説。08年には、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメ化されており、今年6月には劇場版アニメ「図書館戦争 革命のつばさ」としても公開されている。公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、近未来の2019年の日本を舞台に、武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る自衛組織「図書隊」の命をかけた戦いと、図書隊員の鬼教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の恋愛模様が描かれる。

 メガホンをとる佐藤信介監督は「有川先生の生み出された、ほかでは決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」と喜び、「これ以上ない最高のキャストとスタッフとで、激しさとキュートさを併せ持つ、一級のエンタテインメントを作りたい」とコメント。有川さんは、岡田さんと榮倉さんについて「以前『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも1位になったキャスティング。原作を大事にしたいという意志を痛いほど感じました。お任せしたいと思いました」と期待を寄せている。映画は10月にクランクイン、公開は13年ゴールデンウイークを予定している。(毎日新聞デジタル)

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