国内最大のサンバカーニバルのコンテスト「浅草サンバカーニバル」(実行委員会主催)が25日、東京・浅草で2年ぶりに開催され、色とりどりの衣装を身にまとったダンサーたちが30度を超える真夏日の中、サンバのリズムに合わせて熱気あるダンスや演奏を披露し、沿道に詰めかけた約49万5000人の観客を熱狂させた。昨年は東日本大震災などの影響で行われず、「東京スカイツリー」開業後では初の開催だった。
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パレードに参加するため神戸から来たというダンサーの女性は「浅草の規模の大きさに驚いた。観客に笑顔を向けると笑顔で返してくれたのでサンバを見て楽しんでくれているのだと思ってうれしかった」と話していた。また、バテリア(楽器隊)で参加した30代の女性は「去年は震災でカーニバルがなくなってしまったという事情もあったので、パレード中にふと見えた東京スカイツリーが浅草の新しいシンボルとして一層きれいに感じた」と語っていた。
パレードは、東武鉄道浅草駅に近い馬道通りの朝日信用金庫前から雷門通りに至る約800メートルのコースで行われ、計26チーム約4000人が参加。午後1時過ぎから行われた地元の小学生らによるパレードを皮切りに、ダンスと演奏で競う「S2リーグ」、華やかな装飾を施したアレゴリア(山車)を率いる大型チームが参加する「S1リーグ」のチームがパレードを夕方まで繰り広げた。(毎日新聞デジタル)
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