元格闘家の魔裟斗さんが28日、東京都内で行われたスポーツ選手支援事業「第2回マルハンWorld Challengers」公開オーディションに審査員として出席した。キックボクサーとしての現役時代、強気なコメントをして注目を浴びていた魔裟斗さんだったが、「ああいう発言した次の日は眠れなかったですね。ドキドキしちゃって」と意外なエピソードを告白。「あそこまで言ったら引けないんで、基本的自分を追い込まないとだめなタイプで。どちらかというと気は強い方なんですけど、そういう発言は世間へのアピールでしたね」と当時を振り返っていた。
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「マルハンWorld Challengers」は、アミューズメント業を展開するマルハンが、資金難で競技を断念する選手や競技環境、競技継続で苦しむ選手たちに資金面とPR面からサポートすることを目的に行われているプロジェクト。今回で2回目で、全日本選手権、地方選手権レベルの選手を対象に、公開オーディションでサポートする選手を決定する。
会場には、657人の応募の中から書類選考を通過したスポーツ選手14人が登壇し、自分たちの競技に対する思いなどをそれぞれアピール。その結果、自転車ロードレースの小橋勇利選手など複数の選手が協賛金を手に入れた。イベントには、特別ゲストとして、昨年の第1回オーディションで最高協賛金を獲得し、ロンドン五輪で見事4位入賞を成し遂げたトランポリンの伊藤正樹選手も登場した。
魔裟斗さんは、オーディションを振り返り、「厳しい環境の中でも、夢をあきらめずに頑張っている人たちがいっぱいいると思い、見ているこっちがまだまだ頑張らないとって勇気づけられました」とコメント。「よくスポーツ選手なのに、よくあそこまでプレゼンテーションできるなと感心しましたね。僕にはちょっと厳しいなって」と語り、会場の笑いを誘っていた。魔裟斗さんのほか、乙武洋匡さん、二宮清純さん、大畑大介さん、川上直子さんらも審査員を務めた。(毎日新聞デジタル)