相棒シーズン11:新相棒・成宮「幸福です」 水谷豊と初2ショット会見

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 人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの最新作「相棒シーズン11」(テレビ朝日系)の制作発表会見が2日、東京都内で行われ、警視庁特命係の刑事・杉下右京を演じる水谷豊さんと、新たな相棒となる所轄署の刑事・甲斐享(かい・とおる)役の成宮寛貴さんが登場。3代目の相棒となる成宮さんは、「ぼくは2000年デビューで、『相棒』が生まれたときに自分も生まれていて、今年で自分は30歳。俳優として新しく何かを始めなきゃいけないと思っていたタイミングで『相棒』という作品、水谷豊さんという素晴らしい俳優さんと出会えて、幸福です。自分は幸福だなと思います」と喜びを語った。

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 成宮さんは、新相棒に起用されたことについて「最初に聞いたときは3分くらい沈黙でしたね。いろんな気持ちになりました。自分が受けていいのかという気持ちと、すごくうれしい気持ちで。今までやってきた仕事と違う仕事な気がして、ネクストステップだなと。俳優として次に向かう本当にまさにターニングポイントだなと思いました」と振り返った。

 お互いの印象について、成宮さんが「すごくチャーミングで、(年齢的には)お父さんといってもおかしくないんですけど、現場で会うとお兄ちゃんみたいで。すごく入りやすかったです」と笑顔で語れば、水谷さんも、「初めてお目にかかったんですが、想像以上にしなやか。成宮さんは、いろんなものを持ってるんですね。こうもできる、こうもできると想像させてくれるので、今とても楽しいですね」と笑顔を返し、「何が中にあるのか分からないタイプなので、いつまでも分からないでいてほしい。いろんな甲斐享を見せてくれるんじゃないかと楽しみにしてます」と期待していた。

 また、水谷さんは、成宮さんのニックネームを「コットン」と命名したことを明かし、「会う前にニックネームを決めていたんですよ。あるときからコットンって呼んでるんです」と説明。成宮さんは「豊さんが、うちの事務所の人たちが企画してくれたサプライズバースデーに来てくれて、そこでニックネームが発表されたんです。すごくありがたいお言葉というか……」と笑顔で明かしていた。

 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・右京がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。今回のシーズン11では、所轄署の捜査1係に配属されたばかりの甲斐享が右京の新相棒として加わるほか、享の父親で警察庁次長の甲斐峯秋(みねあき)役で石坂浩二さん、享の恋人役で元宝塚歌劇団トップスターの真飛聖(まとぶ・せい)さんも加入するなど、「相棒」の世界がさらなる広がりを見せることになる。

 初回スペシャルは10年ぶりの海外ロケとなった香港で、「相棒」史上初となる海外での事件が描かれる。香港警察も踏み込めない“聖域”日本総領事公邸で起こる事件を右京たちは解決できるのか……という壮大な展開になる。「相棒シーズン11」は10日スタート。毎週水曜午後9時に放送予定で、10日の初回スペシャルは午後8時から放送される。

 なお、「相棒」シリーズは、これまで3作の映画も製作されており、来春には、川原和久さんが演じる警視庁捜査1課の伊丹憲一刑事が、田中圭さん演じるサイバー犯罪対策課専門捜査官とともに事件を追う展開になるという劇場版最新作「相棒シリーズ X DAY」(橋本一監督)の製作も発表されている。(毎日新聞デジタル)

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