AKB48松井咲子:ピアニスト史上初! デビューアルバムが初登場10位

ソロデビューアルバム「呼吸するピアノ」が初登場10位を獲得した「AKB48」の松井咲子さん
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ソロデビューアルバム「呼吸するピアノ」が初登場10位を獲得した「AKB48」の松井咲子さん

 9日に発表されたオリコン週間アルバムランキング(15日付)によると、現役音大生で、人気アイドルグループ「AKB48」の松井咲子さんのソロデュー作となる全編ピアノ曲のアルバム「呼吸するピアノ」(3日発売)が、発売初週で約1万枚売り上げ、初登場10位を獲得した。ピアニストによるデビューアルバムの初登場トップテン入りは、1970年1月の同ランキング発表開始以来初の快挙で、松井さんは「私自身が一番びっくりしていると思います。もっともっとこのアルバムを通して、ピアノの魅力に気づいていただき、そしてピアノを好きになってもらえたらうれしいです」と喜びのコメントをしている。

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 ピアニストによるデビューアルバムの初登場記録は、連弾兄弟デュオの「レ・フレール」が06年11月に発売した「ピアノ・ブレイカー」で記録した18位で、5年11カ月ぶりに上回った。また、デビュー作のトップテン入りは、09年にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人初優勝を果たし話題の辻井伸行さんの「debut」(07年10月発売)のみで、史上2人目。女性ピアニストとしては史上初で、1999年8月に発売されたフジ子・ヘミングさんの「奇蹟のカンパネラ」の歴代最高位記録の21位を12年11カ月ぶりに更新した。

 松井さんは、「辻井さんは高校の先輩というのもありますが、レ・フレールさん、フジ子・ヘミングさん、皆さんすべてが私のあこがれの方々なんです」と笑顔を見せ、「まだまだピアニストとしては駆け出しな私ですが、そんな有名な方々に少しでも近づけるよう、そして皆様の応援に恥じないよう、引き続きがんばりたいと思います」と語った。

 松井さんは、子供のころからピアノを学び、現在は東京音楽大の器楽専攻ピアノ科4年に在籍。AKBのメンバーとして出演したテレビCMやコンサートでもモーツァルトやショパンのピアノ曲を披露。今年1月にフジテレビ系で放送されたバラエティー番組「第3回芸能界特技王決定戦 TEPPEN」のピアノ部門で王者に輝くほどの腕前だ。

 アルバムには、AKBのミリオンヒット曲「ヘビーローテーション」や「フライングゲット」「Everyday,カチューシャ」「会いたかった」「ポニーテールとシュシュ」「Beginner」「桜の木になろう」のカバー曲に加え、今回、プロデュースを担当する服部隆之さんによるオリジナル楽曲3曲を収録。また、「アイスの実」(江崎グリコ)のCMで流れるモーツァルトの楽曲もボーナストラックとして収録。(毎日新聞デジタル)

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