お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが9日、東京・池袋の立教大学で開催された「池袋図書館開館記念フォーラム」でトークを繰り広げた。熟女好きで知られる相方の綾部祐二さんについて「自分が注目されてうれしそう。ピースのライブの客層も熟女の方が増えて氷川きよしさんのコンサートみたいになっていて。うれしいんですけれど、みんな綾部しか見ていない」と話し「僕自身浮いた話はないです。あればいいんですが。理想の女性は優しい人」と語った。
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また、一般女性との結婚をブログで発表したお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんについて、「同期としてとてもうれしい。個人的に近いものを感じているので。おめでとうございます。これをきっかけに明るくなってほしい。オススメの本はねじめ正一さんの『高円寺純情商店街』。明るい、楽しい本がいいですね」と祝福の言葉を贈った。
同フォーラムは立教大池袋キャンパスに新図書館が誕生したことを記念して開催。又吉さんは「なぜ読むのか？」をテーマに約1000人の前で特別講義を行ったほか芥川賞作家の町田康さんも登場してトークショーも行った。
又吉さんは本を読むことについて「普段自分が感じていることが（本を読んでいて）言葉として自分の前に表れるとすごく気持ちいい。そして登場人物の行動に『そういうふうに出るのか』と『裏切られた』ときが気持ちいい瞬間」と話し、「（又吉さんが）昔、東京・三鷹に住んでいたときの住所が（又吉さんが好きな作家の）太宰治が住んでいた住所と同じだった」というエピソードや広辞苑の読み方などを紹介しながら講義を行った。
講義終了後、記者の取材に応じた又吉さんは「人前で話をするのは初めてなのでとても緊張した。話を受けたときはよかったけれど、今日になって後悔した。でも終わってみたら楽しかった」と晴れ晴れとした表情を浮かべていた。（毎日新聞デジタル）
