ロンドン五輪の陸上男子短距離で2大会連続の3冠を達成したウサイン・ボルト選手が11日、広告キャラクターを務める日産のグローバル本社ギャラリー（横浜市西区）で行われたイベントに登場。サッカーのイングランド・プレミアリーグ「マンチェスター・ユナイテッド」のファンを公言するボルト選手は、今シーズンから加入した日本代表の香川真司選手に対し、「チームの中で打ち解けていくのは時間がかかると思うけど、能力がある選手なのでだんだんよくなっていくと思うし、今後については心配してません」と語り、「自分らしさを常に見せてほしいと思うし、試合を楽しんでほしい」とエールを送った。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
イベントは「日産ギャラリー来場記念イベント」と題され、ボルト選手が自身も所有する「NISSAN GT−R」のブランドアンバサダーとグローバルマーケティングを推進する「ダイレクター・オブ・エキサイトメント」に就任することが発表された。調印式を行ったボルト選手は「就任は名誉なこと。私はGT−Rが大好きで、日産のファン。一生懸命頑張りたい」と意気込みを語った。
またステージでは、ボルト選手からインスピレーションを受けて生産された1台限定のゴールドの「GT−R」がお披露目され、それを見たボルト選手は「ワオ！ 言葉では説明できない。ゴールドメダルを勝ち取ったようだ」と感激していた。ゴールドの「GT−R」はチャリティーオークションに出品され、その売り上げは「ウサイン ボルト基金」に寄付される。
会場には“世界最速”のスピードスターを一目見ようと、3000人以上のファンが詰めかけた。ボルト選手はイベントを振り返り、「多くのファンと時間を過ごし、楽しかった。日本は非常に素晴らしい国。日本の皆さんはみんないい人で、温かく、笑ってくれる人ばかりなので、幸せな気持ちになりました」と笑顔を見せていた。（毎日新聞デジタル）
