ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するエンターブレインの浜村弘一社長は12日、東京都内で報道関係者向けのセミナーを開き、PS3やXbox360の後継機が、早ければ13年末に登場する可能性があるとの見方を示した。浜村社長は「来年末にPS3やbox360のネクストが登場すれば、市場が盛り上がる」と話している。
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理由は、PS3は発売から6年、Xbox360は7年が経過して、従来のゲーム機の寿命が延び、ユーザーに行き渡るなどして、欧米市場でゲーム機の売り上げが失速しているため。ソニーやマイクロソフトが手を打つ可能性があるという。
また12月に発売予定の任天堂の新型ゲーム機「Wii U」について、浜村社長は「Wiiで取ったリビング(居間)のユーザーを死守しながら、Wiiで取れなかった(ゲーム機を積極的に購入する)コアユーザーを取ろうとしている」と指摘。価格については「日本での(販売価格の)2万5000円は想定した中でも最も安い価格で、日本では売れるだろうが、米国の299ドルは割高に感じるかもしれない」と話した。
またゲーム市場が、スマートフォンやタブレット端末、ブラウザーゲームなど家庭用ゲーム機以外にさらに拡大していると紹介。ソーシャルゲームの市場に、ヤマダ電機やNTTドコモが参入したり、グーグルやアマゾンもタブレット端末でゲームに手を伸ばしたことを挙げ、ゲーム機を持たなくてもプラットフォーマー(ゲーム環境の提供事業者)になれると分析した。浜村社長は「家庭用ゲームだけで、ゲーム市場を語る時代は終わったのではないか」と話している。(毎日新聞デジタル)
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