旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)の創業メンバーの一人で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの顧問となった田中弘道さんが12日、コンテンツ研究家の黒川文雄さん主催の勉強会に参加した。田中さんは新企画を出したことを明らかにしながら「前の会社を辞めたのだから、ゲーム業界全体のために貢献したい。生きのいい若手クリエーターの手助けになれば」と意気込んでいた。
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田中さんは86年に設立したスクウェアの創業メンバーに名を連ね、87年に発売された初代「FF」のゲーム設計を手掛けた人気クリエーターの一人。02年からスタートしたオンラインゲーム「FF11」の実質的な責任者の一人として、事業を成功させた。
勉強会「黒川塾(参) エンタテインメントの未来を考える会」は、音楽やゲーム業界で活躍した経験を持つ黒川さんが企画。3回目の今回は、田中さん以外に、ガンホーの森下一喜(かずき)社長、山本大介プロデューサー、「巨人のドシン」などを手掛けたゲームクリエーターの飯田和敏さんが登場。業界関係者ら約80人が参加し、トークに耳を傾けた。
田中さんは「これまではプロジェクトのメンバーを見て、『このシステムにしようとか』、ゲームのデータ構造を作って、(部下に)やってもらっていた。企画書をろくに書いたことがなかったので、一から書くのは新鮮」と意外な実情を明らかにした。すると森下社長から「(企画書が)雑」と突っ込まれ、会場の笑いを誘った。また、オンラインゲームについて「いい評判でも悪い評判でも、クリエーターにはモチベーションになるんです」と話していた。(毎日新聞デジタル)
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