HUNTER×HUNTER:劇場版主題歌をゆずが担当 川島海荷が初の男の子役

「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」の主題歌を務めるゆず(左)と、ゲスト声優を務める川島海荷さん
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「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」の主題歌を務めるゆず(左)と、ゲスト声優を務める川島海荷さん

 累計6000万部以上を発行している冨樫義博さんの人気マンガ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」の初の劇場版アニメ「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の主題歌を、原作の大ファンという人気デュオの「ゆず」が、ヒャダイン名義でのアーティスト活動も行う前山田健一さんと初の“3者共作”で手がけることが1日、明らかになった。また、ゲスト声優として、女優の川島海荷さんが初の男の子役を務める。さらに関係者への取材で、人気声優の平野綾さんの起用も明らかになった。

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 「緋色の幻影」は、原作者の冨樫さんが約10年前に描き上げたものの、未公開となっていた“幻のネーム”から構成したオリジナルストーリー。主人公・ゴンの仲間で美しい「緋(ひ)の眼」を持つ少数民族クルタ族の生き残りでもあるクラピカは、自身の「緋の眼」を奪われ重傷を負ってしまう。駆けつけたゴンたちは、クラピカから「緋の眼」を奪ったのがクルタ族の1人だったと聞き、捜査を開始するが、突然現れた幻影旅団から「緋の眼」を奪った犯人は幻影旅団の元メンバーで、ヒソカが入団する前のナンバー4の「オモカゲ」だと聞かされる……。

 川島さんが演じる「パイロ」は、クラピカの親友で原作でも描かれているクルタ族の少年。冨樫さんが約10年前からキャラクターとして設定しており、今回の劇場版で名前などが明かされた。初の男の子役が楽しみという川島さんは「皆さんに満足していただけるようにパイロとして頑張りたいと思うので期待していてください」とコメントしている。平野さんは、テレビアニメ版でゴンらに難題を課したハンター試験の試験官「メンチ」役を務めているが、今回の劇場版では物語のカギを握る新キャラクター「レツ」の声を担当するという。

 また、主題歌の「REASON」は、「ゆず」の北川悠仁さん、岩沢厚治さんと前山田さんの3人が、それぞれ作品の世界観にぴったりと合った歌詞とメロディーを持ち寄り、異例の“組曲形式”で完成。劇場版の主題歌としてだけでなく、12月からテレビ版のエンディングテーマとしても使用されることが決まっており、聴く部分によって違う曲に聴こえるという。「ゆず」の2人は「大人気の作品なので、自分たちの楽曲を選んでいただいて大変光栄です。作品の世界観にうまくマッチし、どういう化学反応を起こすのかとても楽しみです」とコメント。既に「REASON」を聴いたという川島さんも「歌詞から仲間とともに夢を一生懸命追いかけるストーリーが思い浮かんで、その前向きな詞に勇気づけられます。『HUNTER×HUNTER』にぴったりですし、それがゆずさんの声でかなでられると思うと、今から楽しみです!」と期待を寄せている。

 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」は、13年1月12日から全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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