ビブリア古書堂の事件手帖:第1巻が販売100万部突破

売り上げ100万部を突破した「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」の表紙
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売り上げ100万部を突破した「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」の表紙

 1日発表されたオリコン週間本ランキング(5日付)によると、三上延さんの人気ミステリー小説シリーズ第1巻「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」(アスキー・メディアワークス)の売り上げが累計で100万3000部に達し、発売1年7カ月で大台を突破した。

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 同作品1巻は11年3月25日に発売され、書店員から支持を集め、口コミなどで人気に火が付いたことで、発売9カ月の12年1月16日付同ランキング文庫部門で初の首位を獲得。その後も売り上げを伸ばし、今回、前週から4000部を積み上げ、100万部超えを達成した。

 同シリーズは、鎌倉の片隅にある古書店「ビブリア古書堂」が舞台。美貌の店主・篠川栞子と本の読めない青年・五浦大輔が、客が持ち込んだ古書の謎と秘密を解き明かしていく。物語には、夏目漱石の「それから」、太宰治の「晩年」など実在の作品が登場し、古書に関するうんちくなどもつづられている。シリーズ2、3巻も売り上げ好調で、11年10月発売の2巻は70万8000部、12年6月発売の3巻は57万5000部とシリーズ合計で228万5000部を記録している。

 なお、同ランキング文庫部門は、辻村深月さんの「ツナグ」(新潮社)が3万9600部を売り上げ、通算3度目の首位を獲得した。(毎日新聞デジタル)

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