電撃大賞:外国人イラストレーター2人が入賞 プロデビューへ

「第19回電撃大賞」の贈呈式に出席した受賞者と審査員ら
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「第19回電撃大賞」の贈呈式に出席した受賞者と審査員ら

 アスキー・メディアワークスのライトノベルレーベル「電撃文庫」の新人賞「第19回電撃大賞」の贈呈式が14日、東京都内で開かれた。イラスト部門では金賞にタイ人のzpolice(ゼットポリス)さん(25)、銀賞に韓国人の全力少女さん(26)の2人の外国人イラストレーターが受賞し、プロデビューを果たすことになった。同社によると、日本人以外のイラストレーターも活躍するようになっており、今回は初めてウェブで作品を受け付けたところ、海外から作品が寄せられるようになった。世界で人気の日本のサブカルチャーに国際化の波が進んでいることをうかがわせた。

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 zpoliceさんは、タイ・バンコク出身の留学生で、幼いころから日本のアニメやマンガに関心をもっていたといい、「新世紀エヴァンゲリオン」に影響を受けた。夢について「日本で絵描きの仕事をして生活すること」と話している。全力少女さんは、韓国で産業デザインを学んだあと、日本の専門学校でアニメを専攻し、「動画マン」として日本のアニメ制作会社に勤めた経験がある。人気ライトノベル「バッカーノ!」の絵を見てライトノベルのイラストレーターを志し、プロの道をつかんだ。 

 「電撃大賞」は93年に「電撃ゲーム3大賞」として創設され、現在は小説部門とイラスト部門に分かれている。これまで「図書館戦争」シリーズの有川浩さん、「灼眼のシャナ」の高橋弥七郎さんら多くの人気作家を送り出している。今回は過去最高の6771作品(小説部門6078作品、イラスト部門693作品)の応募があった。

 贈呈式には、小説部門では史上初の2人受賞となった大賞を含め8人、イラスト部門で4人の計12人が出席した。(毎日新聞デジタル)

 受賞者は以下の通り。(敬称略)

 【小説部門】<大賞>「きじかくしの庭」桜井美奈(37)=新潟県(メディアワークス文庫13年2月刊行予定)▽「ハロー、Mrマグナム」茜屋まつり(42)=埼玉県(電撃文庫13年2月刊行予定)

 <金賞>「明日、僕は死ぬ。君は生き返る。」藤まる(24)=大阪府(電撃文庫13年2月刊行予定)▽「エーコと【トオル】と部活の時間。」柳田狐狗狸(34)=京都府(電撃文庫13年2月刊行予定)

 <銀賞>「塔京ソウルウィザーズ」愛染猫太郎(35)=東京都(電撃文庫13年2月刊行予定)

 <メディアワークス文庫賞>「玉響通り綾櫛横丁加納表具店」行田尚希(28)=栃木県(メディアワークス文庫13年2月刊行予定)

 <電撃文庫MAGAZINE賞>「失恋探偵百瀬」岬鷺宮(27)=東京都(電撃文庫MAGAZINE13年2月発売、一部掲載)

 <選考委員奨励賞>「サマー・ランサー」天沢夏月(22)=東京都(メディアワークス文庫13年3月刊行予定)

 【イラスト部門】<大賞>該当作品なし▽金賞zpolice(25)=東京都

 <金賞>櫻木けい(23)=石川県

 <銀賞>全力少女(26)=韓国

 <銀賞>れこ(22)=福島県

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