長い歳月を経てもプラチナのように輝き続ける夫婦に贈られる「第5回プラチナ夫婦アワード」に、格闘技ジム「高田道場」の代表で元格闘家の高田延彦さんとタレントの向井亜紀さん夫妻が選ばれ、22日、東京都内で行われた授与式に出席した。結婚生活について向井さんは「人生の目標に向かって応援し合って生きた18年」としみじみと振り返り、高田さんは「出会ってから特に彼女が病気になったときと息子が生まれたときが思い出深い。8歳の双子の息子が20歳になったら家族で服を新調して写真を撮る。そのときに向井にプラチナリングを贈ろうとそれは決めているんです」と語った。
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同賞は、プラチナジュエリーの広報機関「プラチナ・ギルド・インターナショナル」の主催。定年退職という人生の節目に夫から妻へこれまでの感謝とこれからもよろしくという気持ちをプラチナジュエリーに託して贈る「サンクスデイズ・プラチナ」にちなみ毎年、著名人夫婦に贈られている。これまで、中尾彬さんと池波志乃さん夫妻、周防正行さんと草刈民代さん夫妻、宅麻伸さんと賀来千香子さん夫妻、中山雅史さんと生田智子さん夫妻が受賞している。
思い出のジュエリーについて聞かれた向井さんは「もともと婚約指輪がなかったんですが、(子宮頸がんの)病気を克服したときに『これからもよろしく。契約更新だね』と、そのときに婚約指輪をもらったときはうれしかった。今でもたまに指にはめて眺めています」と明かすと、高田さんは「向井が入院したとき、毎日病室に通って明るく振る舞っていたけれど、駐車場の車に戻ったときは毎日泣いていた。向井の病状がよくなってきて明るい光が見えたときに指輪をプレゼントした」と向井さんが入院していた当時の状況を明かし、向井さんは涙ぐみながら高田さんの話を聞いていた。
また、お互いのよいところについて質問された高田さんは照れながらも「(向井さんは)言いにくいことをはっきり言ってくれる人。同志であり親友、妻、母親といろんな側面を持っていて世界にたった一人のかけがえのない存在」と話し、向井さんは高田さんを「パンツ一丁で戦ってきたので勝ちは勝ち、負けは負けと言い訳しない人。負けたときも『ではどうしようか』と先の一歩を見つけ出す。病気のときも一歩踏み出して未来をみるという明るい姿勢に勇気づけられた」と語った。(毎日新聞デジタル)