潔く柔く:長澤まさみと岡田将生のダブル主演で実写映画化決定 

映画「潔く柔く」にダブル主演する(上段左から)瀬戸カンナ役の長澤まさみさんと赤沢禄役の岡田将生さん、(下段左から)カンナと禄のイラスト
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映画「潔く柔く」にダブル主演する(上段左から)瀬戸カンナ役の長澤まさみさんと赤沢禄役の岡田将生さん、(下段左から)カンナと禄のイラスト

いくえみ綾(りょう)さん原作の人気マンガ「潔(きよ)く柔く(やわ)く」が女優の長澤まさみさんと俳優の岡田将生さんのダブル主演で映画化されることが決定した。幼なじみを事故で失った喪失感を抱えて生きる瀬戸カンナと小学生の頃に遭った事故で一緒にいた女の子を死なせて自分だけ生き残ったという罪悪感を抱く赤沢禄(ろく)の恋模様を描く純愛ストーリー。カンナを長澤さんが、禄を岡田さんが演じる。

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 元々原作の大ファンだったという長澤さんは「私で大丈夫かなと不安になりましたが、『前向き』に進む主人公の姿に私も勇気づけられたのを思い出して、私にもできるかなと頑張ってみようと思いました」と話し「共演者の方々と良いチームワークを作って、すてきな作品にしていければと思います!」とコメント。岡田さんは「原作の世界観を大切にしつつ、映画ならではの新たな『潔く柔く』を、長澤さんと一緒につくりたいと思います」と意気込んでいる。

 「潔く柔く」は、04~10年にマンガ誌「Cookie」(集英社)で連載され、コミックスは全13巻で累計250万部を突破。09年には第33回講談社漫画賞少女部門を受賞した。いくえみさんは「初めての映像化に期待と不安が渦巻きます。原作より面白かったらどうしよう!という……。動いて音の出るもの、無音の切り取った画を見せるもの、それぞれの素晴らしさがあると思います。とてもとても楽しみです」とコメントを寄せている。

 映画では、10章からなる原作の最終章のエピソードを描く。大学を卒業して映画会社で働くカンナ(長澤さん)は、出版社で働く禄(岡田さん)と出会う。明るく見えるが実は小学生の頃に同級生の希実と一緒に事故に遭い自分だけ生き残ってしまったというつらい過去を持つ禄。禄は、高校1年生の夏に自分に思いを寄せていた幼なじみのハルタを失って以来、誰かを好きになる気持ちに蓋(ふた)をして生きてきたカンナを救い出そうとするのだが…という内容。

 「僕の初恋をキミに捧ぐ」や「パラダイス・キス」などを手掛けた新城毅彦監督のもと13年2~3月に撮影を行い、公開は13年秋を予定している。(毎日新聞デジタル)

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