女優の竹内結子さんが6日、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナで開催された主演映画「ストロベリーナイト」(佐藤祐市監督)のレッドカーペットイベントに主要出演者とともに登場した。竹内さんは「控室が黒のスーツを着た男性ばっかりで、『アウトレイジ』みたい」とはしゃいで笑顔を振りまいていたが、共演の津川雅彦さんに「行く直前で食事の約束をドタキャンされた」と暴露されると、途端に「その節は本当に、申し訳ありませんでした……」と平謝り。さらに「姫(竹内さん)は冷たいんです……」と津川さんが責めたてると「もう、やめてください!」と叫んで、会場を爆笑させた。
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イベントには、竹内さん、津川さんのほか、「関ジャニ∞」の丸山隆平さん、宇梶剛士さん、渡辺いっけいさん、遠藤憲一さん、高嶋政宏さん、武田鉄矢さん、ゲスト出演の大沢たかおさんが登場。紅一点の竹内さんに優しくしたかと聞かれると、ほぼ全員が手を挙げた。真っ先に手を挙げた武田さんは「(役が意地悪なので)優しくしとかないと冷たく当たる芝居ができない」といい、津川さんは「(竹内さんに)姫、姫、と何百回言ったか。愛しています。でも、食事もドタキャンだし、いい返事を聞いたことがない」とすねて笑いを誘った。
一方、手を挙げなかった渡辺さんは「役に入り込むタイプなんです。根が意地悪なんです。竹内さんにちょっと嫌われているけれど、役者冥利に尽きる」と語ったが、佐藤監督に「いっけいさんは、竹内さんにそばに寄られてにらまれるシーンでせりふが飛んでNGを出した」と暴露されると、渡辺さんは「にらまれるのってドキドキするんです。初めて女優さんにみとれて、せりふを忘れました」と明かして、竹内さんを大笑いさせていた。
「ストロベリーナイト」は、誉田哲也さんの大ヒットミステリー小説が原作で、竹内さん演じるノンキャリアながらも異例のスピード出世を遂げた警視庁捜査1課の主任警部補・姫川が事件の解明に挑む本格サスペンス。映画は小説「インビジブルレイン」が原作。暴力団構成員の連続殺人事件を追う姫川は、背後に何重にも隠蔽(いんぺい)された複雑にからまった警察組織があることに気付き、その闇を暴こうとする……という物語。ドラマに引き続き、西島秀俊さん、小出恵介さんら警視庁捜査1課の姫川班メンバーはもちろん、新たに大沢さんが暴力団幹部・牧田役、三浦友和さんが絶大な信頼を集める捜査1課長・和田役で出演する。
イベントでは、ほぼ全編で雨が降り注ぐ劇中設定にちなんで、レッドカーペットにイチゴ形の雨が降り、赤い傘をさした約700人の観客とともに写真撮影をした。劇場版「ストロベリーナイト」は、13年1月26日、全国東宝系で公開。(毎日新聞デジタル)
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