「孤独のグルメ」「『坊っちゃん』の時代」などで知られる漫画家の故⾕⼝ジローさんの同名漫画を実写映画化した「遥かな町へ」が10⽉9⽇から全国公開されることが決定。予告編とポスタービジュアル、場⾯写真が11点が5月29日、公開された。
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⼈⽣の折り返し地点を迎えた1⼈の男が、中学⽣時代にタイムスリップし、友⼈や初恋の⼈との再会、そして家族との時間を通して、⾃らの⼈⽣の選択を⾒つめ直す“⼤⼈の⻘春物語”。原作は、⿃取県出⾝の⾕⼝ジローさんが1998年に発表した同名漫画。2010年には、ルクセンブルク、フランス、ドイツの合作で実写映画化され、日本でも映像化が待たれていた。
48歳の建築デザイナー、中原博史は、仕事の出張帰りにふと故郷・⿃取の倉吉を訪れる。墓参りを済ませた帰路、なぜか彼は1963年の町へと迷い込み、意識は48歳のまま、“14歳の⾃分の⾝体”に戻ってしまう。そこには若き⽇の⺟、妹、祖⺟、そして、やがて突然家を出て失踪する⽗の姿があった。過去の出来事が少しずつ書き換えられていることに気付いた博史は「今の私なら、(失踪する)⽗を⽌めることができるかもしれない」と考え、当時の⽗や⺟と向き合うことを決意する。
主⼈公の博史を演じるのは、大谷亮平さん。14歳の博史役の及川桃利さんと、博史の初恋相⼿・⻑瀬智⼦役の磯⾕萌々⼦さんは、ともにオーディションで抜てきされた。博史の両親役は、滝藤賢一さん、⼾⽥菜穂さんが演じる。
脚本と監督は、「RAILWAYS 49歳で電⾞の運転⼠になった男の物語」「たたら侍」など、出身地の島根を舞台に映画を作ってきた錦織良成さん。今回は、昭和30年代の町並みが今も残る鳥取県倉吉市でロケを敢⾏。当時の雰囲気を忠実に再現するため、観光名所「白壁土蔵群」周辺の道路のアスファルトを撤去し、土の舗装に戻して撮影が行われた。誰もがノスタルジーを感じるような「ふるさと」の原風景の中で、人間ドラマが展開される。
原作について「⾃分が今の歳になったからこそ、⽗と⺟の気持ちがより沁みる物語だった」と語る大谷さんは、「倉吉の⽅々にたくさんの応援を頂き、現地で皆さんの表情を⾒て、楽しみに待って下さっている⽅々に喜んでいただける作品になればと⼤切に取り組みました」と話す。
出演者のコメントは以下の通り。
まず、この作品に携われた事、⾮常にうれしく思っています。倉吉の空気の澄んだのどかな街並みでの撮影は素晴らしいものでした。原作はとても⾯⽩く、⾮⽇常である事をすっかり忘れさせてくれるロマンのあるお話。⽗と⺟の気持ち、⾃分が今の歳になったからこそより沁みる物語でした。倉吉の⽅々に沢⼭の応援を頂き、現地で皆さんの表情を⾒て楽しみに待って下さっている⽅々に喜んでいただける作品になればと⼤切に取り組みました。
原作を読んだ時から「この役は絶対に誰にも渡さない」という強い思いでオーディションに臨みました。⼼は48 歳という難しい役に悩むこともありましたが、錦織良成監督が丁寧に導いてくださり、最後まで役と向き合うことができました。多くの⽅の想いが詰まった温かい作品です。皆様に届く⽇を⼼から楽しみにしています。
倉吉の街並みがとても印象的で、昭和38年の時代に本当に⼊り込んだような感覚になりました。撮影ではたくさんの初めてを経験し、不安や緊張もありましたが、倉吉の⽅々やスタッフ・キャストの皆さんが温かく接してくださり、たくさんの応援をいただき、安⼼して撮影に臨むことができました。この作品に携わることができて本当に幸せです。
蝶の⽻ばたきによって運命が変わる。そうかもしれない。けれど、運命など考える余地もなく必死に⽣きた⼥性が確かにいた。そのことだけを⼤切に演じました。映画への深い愛の錦織監督と出演者それぞれが、役に惚れ込みひたむきに挑んだ情熱、そしてこの作品に並ではない尽⼒を注いでくださった全ての⽅と織りなした⼀編の尊い映画。この「遥かな町へ」が、あなたの蝶の⽻ばたきになりますように。
⾕⼝ジロー先⽣の「遥かな町へ」を錦織監督が撮られるというお話しをいただいた時は、参加させていただける喜びと同時に、俳優の運を全て使ってしまったのではないかと恐怖を感じ、“冷静に冷静に“と⾃分に⾔い聞かせました(笑い)。倉吉での1カ⽉の撮影は、まるで物語の登場⼈物のように現実離れした体験でした。⽩壁⼟蔵はタイムスリップしたかと思わせてくれる美しい街並みで、役を⽣きるのに⼤きな助けとなり、遥かな町へという世界観を信じさせてくれました。
素晴らしい環境を与えていただきましたので、作品、役のことを考えるというよりは、倉吉の空気を吸うこと、⼭から湧き出る⽔を飲むこと、倉吉の⽅々とお話しさせていただくことを⼤切にしたように思います。役を⽣きるとはこういうことかもしれないと、これからの俳優⼈⽣に多⼤な影響を与えてくれた作品です。
及川桃利君、⼾⽥菜穂さんはじめキャストの⽅々が漫画のキャラクターが⾶び出してきたと思うぐらいそっくりでしたので、漫画の世界に⽣きているような稀有な経験でした。そして、我々を温かく迎え⼊れてくれた倉吉の⽅々には、本当に感謝しております。この映画が倉吉から世界へ⽻ばたき、倉吉の魅⼒が世界中に伝わることを切に願っております
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