テレビ質問状:大人番組リーグ「KAZEOKE」各界の一流クリエーターが考える「間ストーリー」

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 WOWOWは毎週日曜午後11時に既存のジャンル以外のエンターテインメントを模索する実験枠「大人番組リーグ」を開設した。それぞれ異なるタイプの番組全12本が、将来のレギュラー番組化を懸けてしのぎを削る。各番組は放送後にウェブ上で集計される視聴者からの投票結果によって4番組がレギュラー化の権利を獲得できる。リーグのチェアマンは俳優の八嶋智人さん。そして美脚の8人組「モデルガールズ」がアシスタントを務め、毎回豪華ゲストも出演する。9日に放送される第6弾「KAZEOKE」を担当したWOWOW制作部の大垣宏人さんにその魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 「風が吹けばおけ屋がもうかる」ということわざがありますが、この「風が吹く」と「おけ屋がもうかる」の間にあるストーリーは、地域によって異なります。つまり、最初と最後は同じでも間にあるストーリーは人の創造力によっていく通りにも変わるということ。この番組は、各界の一流クリエーターの方々に、最初と最後のストーリーを提示して、その間のストーリーを考えてもらう番組です。

 MCはいとうせいこうさんと(元NHKアナウンサーの)神田愛花さん、クリエーターとして劇団ひとりさん、芥川賞作家の西村賢太さん(「苦役列車」など)、マンガ家のひうらさとるさん(「ホタルノヒカリ」など)、脚本家の渡辺雄介さん(映画「GANTZ」2部作など)にお願いしました。どんな「間(あいだ)ストーリー」が出来上がるのかご期待ください。

 −−番組にするときに一番に心がけたことは?

 番組の肝である「間ストーリー」を「どうしたら、より面白く作っていただけるか?」ということは議論しました。

 クリエーター陣は数々の名作を世に送り出してきた方々です。そんな方々の考えるストーリーの一部、つまりスタッフが作る「最初」と「最後」のストーリーは重要です。ここが長くて飽きられるわけにはいかない、でも、「間ストーリー」に生かせるような伏線も適度に張っておきたい、そんなちょうどイイところを目指しながら作りました。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 「間ストーリー」を都内各所で撮影していたのですが、劇団ひとりさんはご自身のストーリーを演出しに撮影現場へいらっしゃいました。さらには、編集室にもいらっしゃって、テロップのフォント(文字)にまでこだわって演出していただきました。お忙しい中、間ストーリー制作に本当に全力投球いただけたのはうれしかったです。

 −−番組の見どころを教えてください。

 芸人、小説家、マンガ家、脚本家とそれぞれ異なる業界で活躍するクリエーターが、同じ「最初」から同じ「最後」へ向けて描く「間ストーリー」がどんなものになるのか、ご注目ください。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 ドラマチックな間ストーリーの数々、ご堪能ください。

 WOWOW 制作部 大垣宏人

 *……「大人番組リーグ」で放送された番組は、放送後、公式サイトに公開され、投票も同時に可能となる。

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