MD松尾のヒット解析：「どうぶつの森」が首位返り咲き　Vita新作はどちらも欠品

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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　「とびだせ　どうぶつの森」（3DS、任天堂）が首位に返り咲きました。引き続き安定した売れ行きで、パッケージ版は入荷しただけ売れるという状況がまだ続いています。「DmC デビルメイクライ」（PS3、カプコン）や入荷があった「ファンタジーライフ」（3DS、レベルファイブ）も引き続き好調です。

　新作タイトルでは「デモンゲイズ」（角川ゲームス）と「限界凸騎　モンスターモンピース」（コンパイルハート）のVita2タイトルがいずれも欠品。在庫があればもっと上位にきたでしょう。お正月でエントリーユーザーも増加しており、新作タイトルを待っていたお客さんが非常に多かったということでしょう。今後発売される「ファンタシースターオンライン2」（セガ）、「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS」（マーベラスAQL）、「ソウル・サクリファイス」（SCE）などの注目タイトルにも期待できそうです。

　◇今週の動き

　「とびだせ　どうぶつの森」と「ファンタジーライフ」が上位をキープするでしょう。新作ではSCEなどの人気キャラクターが勢ぞろいする「プレイステーション　オールスター・バトルロイヤル」（PS3・Vita、SCE）あたりに注目しています。

　◇ランキングは次の通り。（21～27日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　とびだせ　どうぶつの森（3DS）

2位　DmC デビルメイクライ（PS3）

3位　ファンタジーライフ（3DS）

4位　ヒットマン　アブソリューション（PS3）

5位　銀魂のすごろく（PSP）

6位　神様と運命革命のパラドクス（PS3）

7位　デジモンアドベンチャー（PSP）

8位　デモンゲイズ（Vita）

9位　限界凸騎　モンスターモンピース（Vita）

10位　モンスターハンター3G（3DS）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。