オダギリジョー:真面目さアピールも会場から笑い

映画「舟を編む」の完成披露試写会に登場したオダギリジョーさん
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映画「舟を編む」の完成披露試写会に登場したオダギリジョーさん

 俳優のオダギリジョーさんが19日、東京都内で行われた映画「舟を編む」(石井裕也監督)の完成披露試写会に、主演の松田龍平さんやヒロイン役を務める女優の宮崎あおいさんらと一緒に登場。同作のキャッチコピー「マジメって、面白い。」と松田さん演じる主人公・馬締(まじめ)にかけて、「出演者の中で誰が一番真面目か」を聞かれたオダギリさんは「自分が一番真面目なんじゃないかな」と考えながら答え、その理由について「ちゃんとしたことが好きなんですよ、人に対しては。自分に対しては甘いんですけど。人にはちゃんとしてほしいんですよ」と自身の考えを交えて説明し、会場の笑いを誘った。

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 また同じ質問に宮崎さんは、一緒に登壇した共演者の黒木華さんをあげ、「個人的に一番好きな女優さん。真面目なんだけど、“毒”がある。そのバランスがとっても好きでいつも可愛いなと眺めています」と絶賛。それを聞いた黒木さんは「ありがたいです。でも“毒”ってどういうことなのかな」と苦笑いを浮かべていた。

 映画は12年の本屋大賞を受賞し、発行62万部を突破した三浦しをんさんの小説が原作。主人公の玄武書房に勤める馬締光也(松田さん)は、営業部で“変人”と呼ばれていたが、辞書編集部に迎えられ、新しい辞書「大渡海」を編集することになり、定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生をささげる学者、徐々に辞書に愛情を持ち始める“チャラ男”など個性的な面々の中で、辞書の世界に没頭していく……というストーリー。松田さん、宮崎さん、オダギリさん、黒木さんのほか、麻生久美子さん、八千草薫さん、小林薫さん、加藤剛さんら豪華キャストが出演する。4月13日に公開。

 舞台あいさつには、松田さん、石井監督も登壇。松田さんは「すごく何気なく使っている言葉をちょっと違う角度から見られるいい映画。わざわざ辞書を開いて回り道することの楽しさを感じてほしい」と主演作をアピールした。(毎日新聞デジタル)

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