吉本興業(大阪市中央区)の大崎洋社長は沖縄国際映画祭を開催中の3月下旬、沖縄県宜野湾市でインタビューに応じ、日本と東アジアのライブハウスをネットワークでつなぐ「ライブインフラネットワーク」構想を明らかにした。
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スマートホンが若者を中心に世界でも急速に普及し、文化のグローバル化、シームレス化も進む中、インターネットを使った国境を越えるエンターテインメントネットワークの試みは初めてとなる。
構想では、アジア各地のライブハウス(収容人員200~300人規模)を結び、ライブ映像の生配信やアジア規模でのオーディションなど、ライブの楽しさをより多くの人と共有させることで、新たな需要、楽しみ方の開拓を目指す。さらに物販やeコマース(電子商取引)などの展開や、エンターテインメントのコンテンツ開発にも取り組む。
大崎社長は「アジア各地のライブハウスで、お笑いも音楽も、もちろん映画も上演する。スマホでそれをつないで、各地のライブが手軽に見られるようにしたい。3年計画でやっていきたいが、少なくとも大阪、上海、台北はこの1、2年の間にやりたい。そのぐらい(の速度)でやらないと前に進まないので」と展望を語った。(毎日新聞デジタル)