甘王の共感スクール:“伝説のホスト”再び 鈴木おさむのドキュメントドラマ第3弾

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 人気放送作家の鈴木おさむさんが演出・構成を手がけるドキュメンタリードラマの第3弾「甘王の共感スクール」(テレビ朝日系)が4月2日深夜にスタートする。第1弾の「私のホストちゃん~しちにんのホスト~」(11年10月~12年3月)で人気を集めた“伝説のホスト”甘王(あまおう)が再び登場し、今度はイケメンホスト限定の“共感スクール”の主宰として、ダメホストたちを相手に“真のイケメンになるための授業”を繰り広げる。

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 番組は、男と女の本音に迫って好評を博した「私のホストちゃん」、「ガールズトーク~十人のシスターたち~」(12年10月~13年3月)に続いて、鈴木さんが手がけるドキュメンタリードラマの第3弾。特別取材班が潜入取材しているという設定で、今回の舞台は、ホストクラブのオーナーである甘王が主宰する、東京都内にあるイケメンホスト限定の「共感スクール」。イケメンでありながら女心を理解できず、各ホストクラブで成績不振の“ダメホスト”たちが全国から集められ、甘王から“真のイケメンになるための授業”を受ける。授業では、女性の悩みや愚痴を告白したVTRを教材として見せ、それらに女性たちがどのくらい“共感”したのかを予想させ、女性が本当に“共感”するものを学んでいく。

 鈴木さんは「(前々作、前作の)集大成・総決算のような番組を作りたいと思っています。女性も男性も楽しめて、そして甘王さんがこの番組をきっかけに、より“甘王伝説”を作り上げていくような番組にしていきたいですね!」と意気込んでおり、「6人のホストたちは格好いいし、素質もある。今回は甘王さんとホストたちが対立しているのですが、甘王さんと対決しながら彼らがそれぞれの個性を出していき、スターになっていくといいですね! 今後は甘王さんの背中を見て6人のホストたちも育っていき、最後は涙を誘う展開になるのではないかと思っています(笑い)」と期待している。

 また、“甘王”は「ホストは女性のハートをつかまなあかん。“共感”できたら、女心をつかんだことになるからね。どんだけ共感できるかってところが“肝”やから、そこを大事にしていきたいと思って、“共感スクール”と名づけたんだよね」と説明。「生徒たちは、まだまだヒヨッコ以下やわ! テレビの前のヤツらも、みんな甘王から女心をつかめるように、ワザを盗んでいったらええと思う。そう簡単に盗まれへんで! 甘王ナメンなよー!!」と豪語している。

 しかし、授業で予想を間違えると、甘王から激しくののしられることもあり、生徒たちは「店のオーナーにいきなり『行け』って言われて来たけど、何をやっているか理解できないね」「オレ、前にアイツをテレビで見ていて、ムカついていたんですよ。甘王がこのままワケのわからない方向に進んだら殴ってしまうかも」「あの人バカでしょ……。ここに通う意味あるのかな、明日にでもやめようかなって感じです」などと早くも猛反発しており、番組がどのような展開になるか注目だ。

 「甘王の共感スクール」は4月2日から毎週火曜深夜1時51分~深夜2時21分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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