林修さん:「今でしょう」流行語大賞ノミネートに自信 ライバルは「アベノミクスでしょう!」

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 「今でしょう」というフレーズとともに“ドヤ顔”を見せるCMが話題の予備校「東進ハイスクール」講師の林修さんが9日、初のレギュラー出演番組「ゴゴスマ~GO GO! Smile!~」(CBC、TBS系)の生放送にコメンテーターとして初出演した。番組終了後、取材に応じた林さんは、自身のフレーズが今年の流行語大賞有力候補と言われていることに対して「いや、いや、いや……」と謙遜し、「大賞はアベノミクスでしょう!」と予想しながらも、「ノミネートはされると思いますよ。(表彰式の)会場には行きたい」と前向きに語った。(毎日新聞デジタル)

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 林さんは1965年生まれ、名古屋市出身。88年に東京大学法学部を卒業後、日本長期信用銀行に入行するも半年で退社。さまざまな職業をへて、予備校講師に転身した。09年から東進ハイスクール専任講師として東大・京大の入試現代文対策授業などを担当。同年の夏に東進衛星予備校の東大高2・現代文の授業で使った「いつやるか? 今でしょう」のフレーズが同予備校のCMに使用された。13年に入ってトヨタのCMに同フレーズが使用され話題に。

 林さんはこの日の番組中に、「今でしょう!」のフレーズを言う機会が何度もあったが、「世間も飽きてると思うんです。『今さらでしょ!』みたいな(笑い)。だから、最近は控えめにしているんです。(振られても)『いつでしょう?』って聞き返したり、なるべくスカすようにしている」と明かし、流行語大賞最有力という声については首をかしげた。自身が流行語に「アベノミクス」を推す理由は、「逆に、アベノミクスがうまくいかなくて、流行語にならない状況になったらよくないですからね。国民のために、アベノミクスが取ってほしい」と語った。

 とはいえ、流行語大賞には興味津々の林さん。「大賞の候補には入るんじゃないですかね。入ってあの会場に呼んでもらえるのは楽しそう」とノミネートに期待を寄せたが、「あれを取ると1年で消えると言いますからね……。僕は芸人じゃないけれど、テレビに出ると一緒にホワイトボードが出てくる。要するに、“ボード芸人”ですよね」と語った。「今でしょう」に続く、次のフレーズについて聞くと、「『誰がやるか、君でしょ!』というのを売り込みたかったんですが、あんまり反応がよくないんでやめちゃいました(笑い)。二番煎じ感がぷんぷんします」と笑いながら語っていた。

 9日の初の生放送のレギュラー番組の出演について、林さんは「うまくいかなかった。大反省です」と苦笑しつつ、「最近テレビに出していただいて、緊張することはなくなったんですが、コメントを言った瞬間にもっといいコメントが頭に浮かんだことが何度もあった。いかんなあ……」と反省しきり。共演したタレントの矢口真里さんについては「さすがにうまい。ワンテンポ、コンマ何秒でいいコメントが入るか入らないか、っていうところはすごい。全然及ばないな」と絶賛し、共演のお笑いコンビ「オジンオズボーン」に対しては「僕みたいなお笑い好きの中では、スマホのような芸人と言われています。触ると違うアプリが動いちゃう(笑い)。意外性のある芸人」と評価していた。

 番組は、月~金曜午後1時55分~同3時50分に愛知、三重、岐阜で生放送される情報番組。司会はCBCの石井亮次アナウンサーで、火曜は矢口さん、オジンオズボーンがレギュラー出演する。林さんは、不定期ながらレギュラーコメンテーターの一人として出演する。放送は月~金曜午後1時55分~同3時50分。(毎日新聞デジタル)

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