バンダイナムコゲームスは25日、小学生向けネットサービス「TamaGoLand(たまGOランド)」の正式サービスを5月1日から開始すると発表した。人気ゲーム「たまごっち」のキャラクターと遊びながら、友達とのネットコミュニケーションやネットリテラシーを学ぶことができる新サービスで、子供たちが安心安全に利用できるよう24時間の監視体制なども備えている。基本無料。初年度の会員数30万人を目指している。
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「たまGOランド」は、6~12歳の小学生を対象にした新サービス。パズルやミニゲームを楽しめるほか、子供たちだけでも安心安全にサービスを利用できる機能やサポートを搭載。自分の友達にメッセージを送るなどのコミュニケーションをとりながら、近い将来経験するネットサービスへの対応力や利用ルールが自然に身に付く仕組みになっている。
アニメ化もされている携帯型育成ゲーム「たまごっち」のキャラクターたちが登場するサイト内で、好きなキャラクターを選び、知育的要素のあるパズルゲームなどができるほか、パズルで得られる仮想通貨でアイテムを購入し、キャラクターやマイルームのカスタマイズなども楽しめる。会員同士が友達になれるフレンド機能や、フレンド同士でのメッセージ機能などSNS的要素も取り入れられる。
メッセージのやりとりは他のユーザーからも見えるようになっており、ネットのマナーや個人情報の管理などについてのレクチャーを受け、テストに全問正解しないと、文字でのメッセージ送信ができないなどネットを段階的に学んで体験できる仕組みも用意。メッセージの投稿については、禁止ワード設定などのシステム的な監視に加え、目視での24時間の監視体制も整えられている。
同社ネットサービス推進部・栗田穣崇(しげたか)ゼネラルマネージャーは「今のネット環境では、子供がいきなり大人のやっているところに飛び込んでいかなければならない。“ソフトランディング”していけるような環境がないのが課題。子供たちを対象にネットリテラシーを学べるサービスを世の中に出していく使命があると感じた」と開発の経緯を説明。保護者から見ても子供から見ても魅力的なサービスを目指しています」と語っている。
「たまGOランド」の利用には、バンダイナムコIDの登録が必要で、PCのみ対応。今後はスマートフォンなどへの対応や有料会員向けのサービスも展開していく予定。(毎日新聞デジタル)