名探偵コナン
#1142「乱歩邸殺人事件(前編)」
11月16日(土)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、「一つの大陸の物語」(時雨沢恵一著、黒星紅白画)です。アスキー・メディアワークス電撃文庫編集部の吉岡雄介さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
巨大な大陸が一つだけある世界。大陸は二つの連邦に分けられ、長い間、戦争が続いていた……。そんな世界で起こる“一つの大陸の物語”の完結編です。
軍人の少女・アリソンと学生・ヴィルが織りなす胸躍るアドベンチャー「アリソン」、アリソンの娘・リリアと誰にも言えない秘密を持つ少年・トレイズが事件に立ち向かう「リリアとトレイズ」、リリアの親友で天然系少女・メグと彼女に恋する奥手な少年・セロン、そして騒動に巻き込まれてばかりの新聞部メンバーが大活躍する「メグとセロン」。脈々と続いてきた時雨沢恵一&黒星紅白による“一つの大陸の物語”の集大成にふさわしい、歴代主要メンバー総出演の一作です。
−−作品が生まれたきっかけは?
「メグとセロン」シリーズの最終7巻のあとがきで、時雨沢さんが「今まで出てきたすべてのキャラクターが出てくる話!」を書くと宣言されたことがきっかけです。ちなみに、構想としては「メグセロ」シリーズを書き始めたころからあったそうです。その後、コードネーム「オールスター」として本作の執筆が進められ、宣言から約1年後、無事に読者の皆さまのもとにお届けすることができました!
−−編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください。
「アリソン」「リリアとトレイズ」「メグとセロン」と長年読者に愛されてきた人気シリーズの完結に立ち会えるという興奮が最初にありました。また、ネタバレになってしまいますので多くは語れないのですが、5月発売の下巻の口絵ポスターイラストが完成したときは感激でした。シリーズをお読みいただいた方、これからお読みいただく方にとって、非常に大切な1枚になること間違いなしの非常にすてきなイラストです。ぜひ文庫を手にとってご覧いただければと思います。
ちなみに、そのイラストは「大電撃文庫展」(27日~5月6日に池袋サンシャインシティで開催されるイベント)で、文庫の発売に先がけて展示される予定ですので、文庫発売まで待てないあなたはぜひ会場でご覧ください!
−−今後の展開は?
「アリソン」から数えて約11年続いたこのシリーズですが、ひとまず5月発売の下巻で一区切りとなります。タイミングと時間と皆さまの声によっては可能性があるかもしれませんが……。現時点では「今後は未定」としか申し上げることができません。今後のことについて、下巻のあとがきで時雨沢さんがちょっとだけ触れていますので気になる方はチェックしてみてください!
−−最後に読者へ一言お願いします。
シリーズ完結編となる今作ですが、ありがちな“オールスターメンバーの顔みせストーリー”にあらず! 上下巻を通じてしっかりと読み応えのある“胸躍るアドベンチャーストーリー”になっておりますので、シリーズのファンの方もそうでない方も、新鮮な気持ちでお読みいただけると思います!
アスキー・メディアワークス 第2編集部 吉岡雄介
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