テレビ質問状:ノンフィクションW「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」舞台人として戦う80歳の姿

ノンフィクションW「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」の一場面 
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ノンフィクションW「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」の一場面 

 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。5月10日に放送される「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」を担当したWOWOWの編成部の宮田徹デスクに番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力とは?

 80歳を迎えた世界的俳優、仲代達矢さんが半世紀にわたって上演を焦がれてきた舞台「授業」。役者人生の集大成として、1回50席限定の公演を決めた。この舞台のためにすべての気力、体力を振りしぼり、まさに命懸けで取り組む仲代さんの役者魂は、見る者に勇気と感動を与える。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 これまで演劇、ドラマ、映画で仲代さんに親しんできたWOWOWの視聴者の皆様に「もうこれが最後の舞台になってもかまわない」と“世界の仲代達矢”がそこまで思いつめて作り上げる舞台。舞台人として戦う今の姿を見ていただきたかった。

 −−制作中、一番に心掛けたことは?

 仲代さんとの距離感。今回、演出を担当されたのは、長年、仲代さんと親交のある制作会社「タキオンジャパン」の稲塚秀孝さん。仲代さんを撮り続けてきた稲塚さんだからこそ、その息遣いまでカメラに収めることができた。取材対象と演出の距離が近いからこそ、離れたところで見つめていこうと思った。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 うれしかったことは、仲代さんの弟さんでシャンソン歌手の仲代圭吾さんのステージで、仲代さんがゲストとして登場し歌を披露。すてきな歌声が印象的でした。

 −−番組の見どころを教えてください。

 仲代さんご自身で「最後の舞台」ととらえ、あまりにも愚直に芝居に取り組んでいく仲代さんの俳優魂が見どころです。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 生の演劇を大切にする仲代さん。なかなか、板の上の姿を見られることはありません。演じる姿はさすがの一言。ぜひ、世界に誇る名優の今の姿を目撃してください。

 WOWOW 編成部 デスク 宮田徹

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