人気アイドルグループ「AKB48」の32枚目のシングル(8月発売予定)を歌うメンバーを選ぶ「第5回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが8日、日産スタジアム(横浜市港北区)で開催された。過去4回の総選挙にすべて参加しながら、いずれも圏外だったSKE48の松本梨奈さんが1万6715票を獲得して41位にランクインする活躍を見せた。さらに、SKE48の斉藤真木子さんが42位、SKE48の磯原杏華さんが58位にランクインし、3人の“4戦圏外の女”が躍進を遂げた。
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松本さんは09年にSKE48第2期メンバーオーディションに合格し、チームK2に加入。SKE48の8枚目のシングル「片想いFinally」で選抜入りを果たしたが、過去4回の総選挙ではいずれも圏外と苦戦してきた。松本さんは、開票イベントで“圏外”から脱出した心境を「胸が苦しいです」と目を真っ赤にしながら語り、「ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」とファンに感謝の気持ちを伝えた。
斉藤さんは、10年に研究生に降格した経験のある苦労人で、42位にランクインした感想を「このチャンスをむだにしないように頑張りたい」と語った。また「全力磯原、いっきまーす!!」がキャッチフレーズの元気な磯原さんは58位となり「これまであきらめなくてよかった」と感慨深げだった。
「AKB48選抜総選挙」は09年から行われており、5回目となる今回は初めて立候補制をとり、前回1位の大島優子さんら選抜常連組をはじめ、次世代を担う若手メンバーや姉妹グループ、卒業メンバーら史上最多の246人が参加した。
今回の総選挙に参加した“4戦圏外の女”は17人で、AKB48では、内田眞由美さんと近野莉菜さん、田名部生来さん、野中美郷さんの4人。SKE48では、松本さん、斉藤さん、磯原さんのほか、加藤るみさん、出口陽さん、阿比留李帆さん、井口栞里さん、石田安奈さん、加藤智子さん、佐藤実絵子さん、山田澪花さん、内山命さんの12人で、SNH48(兼AKB48)の鈴木まりやさんも“4戦圏外の女”だった。(毎日新聞デジタル)