爆問・田中&石ちゃん:“最恐”モンスターコンビは相性抜群! 早くも次作のストーリーを提案

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 モンスターのサリーとマイクが活躍するディズニー/ピクサーの劇場版フルCGアニメ「モンスターズ・インク」(02年公開)の最新作で、“モンスターズ・インク”に入社する前の大学時代を描いた「モンスターズ・ユニバーシティ」が全国で6日から公開されている。前作から引き続き、11年ぶりにマイクの日本語吹き替えを担当したお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんと、サリーを担当した「ホンジャマカ」の石塚英彦さんに、再び同キャラクターを演じた感想や作品の見どころ、お互いの印象などについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「モンスターズ・ユニバーシティ」は、人間の子供たちの悲鳴がエネルギー源のモンスターシティーで、エネルギーを集める会社“モンスターズ・インク”に勤めるサリーとマイクの活躍を描いた「モンスターズ・インク」の前日譚。マイクとサリーの大学時代を舞台に、2人の運命的な出会いやモンスター界“最恐”の怖がらせ屋としてタッグを組むことになった経緯などを描く。

 −−11年ぶりにサリーとマイクを演じてみて、いかがでしたか。

 田中さん:続編があるとは思ってなかったので、びっくりしました。11年ぶりだけど、設定としてはさらに若いということなので、声を変えるか……とか考えたいたんですが、結局無理だということで、そのままやりました。

 石塚さん:「次はないのかな」って最初の5年ぐらいは待ってたんですけど、なかったのであきらめていたんです。「あるらしいよ」と田中君から聞いて、「何!」って。(吹き替えの)オファーが来たのがかなりぎりぎりだったので、今回は俺たちじゃないんじゃないの?って不安になってました。渋谷のハチ公前で恋人を待ち続けているような感覚でしたね(笑い)。ストーリーが前に戻るってなかなかないじゃないですか。しかもマイクとサリーが“大学出”だと思ってなかったので、すべてが新鮮でした。

 −−今回の作品では前作と声を変えているように感じましたが。

 田中さん:僕は全くその意識がなかったです。ただ演出で「こういう感じで」とかあったので、うまい演出されたのかなと。僕は声が若返ったわけではないし。そういう声はできないので。

 石塚さん:「モンスターズ・インク」のときは普段の声より低い声を意識していたので、今回は普段に近いぐらいの感じでやってみました。声は少し高くなっているはずです。

 −−演じたキャラクターとご自身で似ているところはありますか。

 田中さん:マイクはツッコミ役だけど、実際は天然ボケなので、そこは似ていますね。逆に努力型、負けん気の強さも持っています。そこは違うかもしれないですね。

 石塚さん:似ている点ではないですが、サリーには決断力、行動力があります。でもそれは自分にはないので、サリーみたいな男になりたいですね。サリーは永遠の憧れです。

 −−今作でも“最恐コンビ”として活躍したマイクとサリーですが、実際演じた2人の相性はどうですか。

 石塚さん:今、人前だから手を離してますけど普段は常につないでいます(笑い)。

 田中:それは相性とかじゃないから! (石塚さんとは)テレビデビューが同じ番組で、25年ぐらい前ですけど、それから、ちょくちょくと一緒になっているんで。自分の相方以外で組むとしたら、最初に来るコンビですね。

 石塚さん:以前、実験的にコンビの壁を超えてコントをやったのですが、やっていてすごく楽しかった。相性のいい人とコントをすると流れもスムーズだし、いい意味でやりやすい。心地いい人ですね。

 −−あえて、お互いの直してほしいところを挙げるとすれば。

 田中さん:暑いから……と部屋の冷房を相当利かすんです。それが本当に寒い(笑い)。大みそかに半袖の人ですからね。

 石塚さん:本当に申し訳ない(笑い)。僕は面白みがないかもしれないけど、(田中さんに直してほしいところは)ないですね。気取ってないし、自然体なんですよ。それが前から変わってないんです。そういうところが好き。

 −−気が早いですが、シリーズ続編を作るとしたらどのようなストーリーがいいですか。

 石塚さん:俺はサリーの子供が見たい。

 田中さん:次は恐らく宇宙でしょうね。宇宙モンスターとの対決。「スター・ウォーズ」みたいな(笑い)。

 石塚さん:あれはどう? 水木(しげる)先生の妖怪たちと戦うの。それは見たい。

 田中さん:目玉のおやじとマイクなんて(笑い)。面白そうですね。

 −−最後に「モンスターズ・ユニバーシティ」の見どころを教えてください。

 田中さん:あの「モンスターズ・インク」の過去にこんなストーリーがあったなんてと皆さん驚くと思います。前作をおさらいしながら、「モンスターズ・ユニバーシティ」をより楽しんでください。

 石塚さん:マイクのせりふで「夢をあきらめない」というのが出てくるのですが、まさにそのせりふ一言をテーマにしているような素晴らしい作品です。まさに今の子供たちに希望を与える映画になっています。

 <プロフィル>

 田中裕二(たなか・ゆうじ) 1965年生まれ。東京都出身。お笑いコンビ「爆笑問題」のツッコミ担当。テレビ、ラジオに数多くのレギュラー番組を持ち、所属事務所「タイタン」のお笑いライブにも出演する。テレビドラマ「MR.BRAIN」(09年)や「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」(12年)、映画「感染列島」(09年)などにも出演し、俳優としての存在感も発揮している。

 石塚英彦(いしづか・ひでひこ) 1962年生まれ。神奈川県出身。お笑いコンビ「ホンジャマカ」のボケ担当。「石ちゃん」の愛称で数々のバラエティー番組で活躍中。俳優としての活躍も目覚ましく、「刑事110キロ」(13年)で連続ドラマ初主演を果たす。そのほか、テレビドラマ「デカワンコ」(11年)、映画「20世紀少年」シリーズ、「綱引いちゃった!」(12年)などに出演。

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