ウルトラセブン:モロボシ・ダン当時のギャラでぼやく アンヌ隊員の3分の1以下 

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 1967、68年に放送された円谷プロの特撮番組「ウルトラセブン」の主人公でウルトラ警備隊のモロボシ・ダン隊員を演じた俳優の森次晃嗣さんと友里アンヌ隊員を演じた女優のひし美ゆり子さんが24日、日本橋三越本店(東京都中央区)で開催中の展示会「生誕45周年 ウルトラセブン展」でトークショーを行った。今でも「ダン」「アンヌ」と呼び合うなど仲のよさを見せ、当時の思い出話に花を咲かせた2人。ひし美さんについて「天真らんまんで撮影が楽しかった」と語った森次さんだったが、当時のギャラの話になると、「この人の方が高かったんですよ。僕は月3万円で、(ひし美さんは)10万円以上もらってたよね」とヒロインとの“格差”をぼやき、笑いを誘っていた。

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 当時撮影所などまで電車で通勤していたという森次さんは「(ひし美さんは)家からタクシーで来るんですから、『ダン、おはよう!』って。アンヌとは身分が違うのかな。俺は“宇宙人”だからかなってそんなことがありました」と振り返り、「この人お金持ってたもん。そりゃ紅一点で可愛かったからさ、得しているよね」と愚痴を連発し、ひし美さんを苦笑させていた。

 「ウルトラセブン」は、宇宙からの侵略にさらされる地球を守るために戦うウルトラ警備隊とウルトラセブンの物語。SF色が強く、ヒーローが地球を守る形は踏襲しているが、宇宙人と地球人の共存といったテーマや、主人公のダンと、アンヌ隊員の恋愛が盛り込まれるなどドラマ性が高く、シリーズの中でも名作といわれている。

 同展示会では、同作に登場したヒーローや宇宙人たち、ウルトラ警備隊の全容や制作時の貴重な資料、ウルトラセブン、怪獣たちのフィギュアなどを展示している。会期は8月5日までで、入場料は一般・大学生700円、高校・中学生500円、小学生以下無料。森次さんは「ウルトラセブンを愛してやまない人はぜひ来てください」とファンに呼びかけ、ひし美さんも「おすすめです!」とアピールした。(毎日新聞デジタル)

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