東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、17~23日の集計を基に中古市場の今を振り返ってもらいます。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
新品は「ファイナルファンタジー13−2 デジタルコンテンツセレクション」(PS3、スクウェア・エニックス)が目立ったくらいでタイトルラインアップとしては小休止でした。ただ、「地球防衛軍4」(PS3・Xbox360、ディースリーパブリッシャー)は、いまだに好調。特に取扱店舗が減ったこともあり、Xbox360版の問い合わせが多いですね。
中古市場は1位の「ガンダムブレイカー」(PS3、バンダイナムコゲームス)から4位の「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」(3DS、アトラス)まで、前回と同じという動きの少ないランキング。「討鬼伝」(コーエーテクモゲームス)を筆頭にVitaタイトルも調子がいいですね。
話題のアクションRPG「ドラゴンズクラウン」(アトラス)が絶好調! PS3版とVita版がありますが、店舗によって売れ筋は違う模様。とはいえすさまじい勢いなので週末にはなくなるのでは。「逆転裁判5」(3DS、カプコン)も素晴らしい売れ行き。女性を中心としたライトユーザーの支持を集めています。作品としての評判もよく、「4」や「レイトン教授VS逆転裁判」でちょっと支持を失っていただけに復権したといえるのでは。こちらも在庫があやしくなり始めています。
流通がお盆休みに入ることもあり、この時期にメーカーが品切れすると次の入荷が盆明けになる可能性があるので、どうしても欲しいソフトは早めの入手がオススメ。また、26~28日には恒例の「鬼特価」セールを実施します。2本で500円引きからとお得なので、新品の在庫がなくなったら、ぜひこの機会に利用してみてください。
1位 ガンダムブレイカー(PS3)
2位 ラスト・オブ・アス(PS3)
3位 真・女神転生4(3DS)
4位 新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女(3DS)
5位 地球防衛軍4(PS3)
6位 ドラゴンクエスト7(3DS)
7位 討鬼伝(Vita)
8位 閃乱カグラ SHINOVI VERSUS−少女達の証明−(Vita)
9位 モンスターハンター3G(3DS)
10位 ヴァルハラナイツ3(Vita)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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