渡辺謙:主演映画「許されざる者」ベネチア映画祭に

映画「許されざる者」のビジュアル (C)2013 Warner Entertainment Japan Inc.
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映画「許されざる者」のビジュアル (C)2013 Warner Entertainment Japan Inc.

 俳優の渡辺謙さんの主演映画「許されざる者」が、8月28日~9月7日に開催される第70回ベネチア国際映画祭に特別招待作品として出品されることが26日、明らかになった。

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 クリント・イーストウッド監督が主演も務めたオリジナル版(1992年公開)を「悪人」の李相日監督がリメークした作品で、妻と出会い「二度と刀を抜かない」と誓った男が、再び刀を抜き放つまでの物語を描く。佐藤浩市さんや柄本明さんらも出演する。オリジナル版は第65回アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞した。

 渡辺さんは「『許されざる者』というよく知られている話が、日本の風土の中にどう染み込んでいるのか、それが外国の方々にどう受け止められるのか、とても楽しみです」とコメント。李監督は「日本映画として生まれ変わった『許されざる者』を世界に発信できることを誇りに思います」と喜んでいる。

 同作品の舞台は1880年の明治維新期。かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた男(渡辺さん)は、愛する妻と出会ったことで刀を抜かない生き方を見つける。しかし、妻が亡くなった後、幼い子供たちと極貧生活を送る中、昔の仲間・金吾(柄本さん)が“賞金首”の話を持ってやってきて、彼らの前に町を治める絶対的な支配者・一蔵(佐藤さん)が立ちはだかる……という展開。9月13日に全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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