元AKB48の前田敦子さんが7月31日、札幌ドーム（札幌市豊平区）で開催したAKB48の公演「AKB48 2013年真夏のドームツアー～まだまだ、やらなきゃいけないことがある～」でソロ曲を3曲披露。ステージを下りたあと、取材に応じた。今回の公演で前田さんは多忙のためリハーサルの時間が取れず、在籍した時代のAKB48の楽曲をメンバーとともに披露することはかなわなかった。“不動のセンター”が復活した姿を楽しみにしていたファンはおあずけをくらった形だが、前田さんは、AKB48に戻りたい気持ちは「ないです」とキッパリ。「でも（AKB48とは）違う目線で一緒に歩きたいとは思います」と語った。
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前田さんは、公演でソロ曲を2曲を披露したあと、涙ぐみながらしばらく言葉を失ったが、そのときの心境を「あっちゃんコールがすごく聞こえてきてびっくりしました。本当にうれしくて感極まりました」と吐露。卒業から約1年ぶりの古巣でのステージに不安はなかったといい「ファンの皆さんがこんなに優しく迎えてくれるなんて。ウエルカムっていうのを全面に出してくれて……」とファンとの“再会”を喜び、「AKB48とは違う場所にはなったけれど、一緒に頑張って、呼んでもらえるのはうれしいと思いました」と話した。
ステージ上で9月に発売予定の新曲「タイムマシンなんていらない」を初披露した前田さんは、ボイストレーニングを欠かさず行っているといい「恐がりでもあるので、準備はちゃんとしたい。前よりトレーニングの時間ができるようになった」と笑顔を見せた。しかし、卒業後も忙しさは相変わらずで「今はドラマを撮影しています。昨日も夜中まででした。明日も仕事です。一人の仕事をもっと頑張ります」と将来を見据えていた。
また先日、札幌を拠点とした姉妹グループ「SPR48」が15年春の設立に向けて動き出したという報道があったが、公演の終盤でグループ総監督の高橋みなみさんは「残念ながらその予定はありません。ないんですよ。でも、こんなに熱いファンのみなさんがいてくれる札幌でSPR48を生じたい（発生させたい）という夢があるのは事実です。だから、みなさん、SPR48を待っていてくれますか～？」と観客に呼びかけ、客席からウオーという大歓声が上がった。（毎日新聞デジタル）
