元サッカー日本代表の城彰二さんが、日本代表の長友佑都選手が所属するイタリア・ミラノの名門サッカークラブ「F.C.インテルナツィオナーレ」(インテル)の下部組織と直結した日本の子供向けサッカースクール「インテルアカデミージャパン」のテクニカルディレクター(TD)を務めることになり、1日、イタリア大使館(東京都港区)で行われた同スクールの開校発表会に出席した。10月に開校予定で、城さんは抱負を聞かれ、「一人でも多くの子供たちを育成し、長友選手に続いて、インテルの方にいろんな選手を輩出していけるように努力していきたい」と意気込んだ。
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インテルアカデミーは、同クラブが海外向けに設置しているサッカースクールで、10月から東京で「代々木校」「渋谷区教育委員会主催スクール」、長野県で「佐久校」が開校。日本校では、城さんが同スクールのテクニカルディレクター、元インテルのマッシモ・チョッチさんがヘッドコーチを務め、アカデミー生を指導する。同アカデミーが日本で開校するのは初めて。
発表会には、城さん、チョッチさんのほか、同アカデミーのテクニカルディレクターを務める元インテルのマルコ・モンティさんも出席。モンティさんは「世界各国にスクールがあるけど、今回日本で開くことができてうれしく思う。責任もって運営していくことを心掛けていく。スクールとして子供たちの人間性を育てていきたい」とあいさつし、“第二の長友”輩出について「もちろんそのような選手が出てくることはうれしいし、期待するが、スクールの目的は技術面だけでなく人間性の面もあるので、それを崩さずやっていきたい」と語った。
また、日本校の特徴について城さんは「本部直結のスクールとして“サッカーの質を育てる”プラス“人間形成”で子供たちを育てていきたい。コーチやアシスタントコーチは、インテルの指導を受けた人に来ていただいている。かなり手厚いスクールになっている」と自信を見せた。(毎日新聞デジタル)