真琴つばさ:実は「マイナス思考」 イケメン7人と舞台で共演

舞台「ジ・アルカード・ショー」について語った真琴つばささん
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舞台「ジ・アルカード・ショー」について語った真琴つばささん

 宝塚歌劇団の元月組トップスターで女優の真琴つばささんが出演する舞台「THE ALUCARD SHOW(ジ・アルカード・ショー)」が2日、「AiiA Theater Tokyo(アイア シアター トーキョー)」(東京都渋谷区)で初日を迎えた。猛暑の中、稽古(けいこ)に励む真琴さんに舞台の見どころやプライベートについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「ジ・アルカード・ショー」は、舞台「時計じかけのオレンジ」などを手掛けた河原雅彦さんが演出するパフォーマンスショー。3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」のダンスを手がける振付師・MIKIKOさんが振り付けを担当することでも話題を集めている。

 真琴さんが演じるのは、国民的人気アーティストのマリア。自身のコンサートで謎の青年・ブラドを含めた7人のパフォーマンスグループ「アルカード」に主役の座を奪われてしまうという役どころだ。

 振り付けを担当するMIKIKOさんとの仕事は初めてという真琴さんは「可愛らしい感じの方なのに、ダイナミックな感じの振り付けで新しい感じがしました」と目を輝かせる。また、謎の青年・ブラドを演じる松下優也さんをはじめ、7人のアルカードは“イケメン”ぞろい。「(ショーを見て)たくさんの方が『アルカード』に魂を“吸われる”と思うんですが、私も若いエネルギーを吸い取りたいと思います」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 エネルギーに満ちあふれ、活発な印象のある真琴さんだが、意外にも「結構マイナス思考なんです」とあっけらかんと明かす。「落ち込んだら徹底的に落ち込む。底辺までいけば上がるしかない。上がっている瞬間にいいことがあるとばーっと上がってしまう」という。「もともとポジティブな人はポジティブだし、ネガティブな人はネガティブ。(ポジティブな方に)変えようとするからストレスになる。変えようと思わなければいいのでは? そのままでいれば上がってくるものだから」とあくまでも自然体だ。

 どちらかというとインドア派で、海外ドラマを見たり、一人でいることも好きという真琴さんだが「孤独とはちょっと違う」と言い切る。「孤独って孤立無援。誰も助けてくれる人がいない状態だと思う。孤立してしまうことが孤独なんじゃないかな」といい、「私は会いたいときや気が向いて声を掛けたときに誰かがいてくれる。一緒に過ごしてくれたり、飼い猫を預かってくれたり、お料理をしにきてくれたりする友人がいる。好きなときに一人になれる。幸せですね」と笑った。

 「ジ・アルカード・ショー」は8月25日まで「AiiA Theater Tokyo(アイア シアター トーキョー)」(東京都渋谷区)で上演。

◇プロフィル

 まこと・つばさ。1985年宝塚歌劇団入団。97年「EL DRADO」で月組トップスターに就任した。01年退団。その後は舞台、テレビ、ラジオなどで活躍している。

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