BS11:被災地の海岸線に森を「緑の防潮堤」復興計画 ウィークリーニュースONZE

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 BS11の報道番組「ウィークリーニュースONZE」は11日、東日本大震災の津波被害で生まれたがれきを生かし、被災地の海岸線に植樹をして防潮堤を造るという宮脇昭・横浜国立大名誉教授の「緑の防潮堤」構想を紹介する特集「“樹を植えた男”が語る森の復興計画」を放送する。

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 「緑の防潮堤」構想は、被災地で発生したがれきから有害物質を取り除き、土と混ぜて高い土塁を造って、そこにカシやシイなど地域由来の広葉樹などを植樹し、「森」にすることを目指すというもの。常緑広葉樹は根が深く、埋めたがれきの隙間(すきま)に根が絡むことで、津波にも耐えられる強さを持つ。引き波によって人や家屋が海に流されるのを防ぐという。青森県から福島県の300キロにわたって防潮堤を造るため、個人は500円の寄付で1本の苗木を植えられる。6月には国土交通省などが宮城県の岩沼海岸で植樹祭を開くなど活動は広がっている。

 番組では、宮脇名誉教授を取材している井出朝子・イデアオフィス代表をゲストに、植樹活動の映像や二木啓孝・BS11解説委員による宮脇名誉教授のインタビューから、「緑の防潮堤」構想の可能性や課題を考える。

 放送は11日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん。(毎日新聞デジタル)

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