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11月6日(水)放送分
WOWOWシネマで放送中の映画番組「W座からの招待状」(毎週日曜午後9時)の出張イベント「旅するW座」の締めくくりとなる第5弾がフランス映画「シャンボンの背中」に決定した。番組の案内人である小山薫堂さんと、安西水丸さんが5月に開催されたカンヌ国際映画祭に直接出向いて選んだ作品で、放送に先がけて、10月4日のテアトル石和(山梨県笛吹市)を皮切りに全国の単館系の映画館6館で無料上映される。
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「W座からの招待状」は、製作費の大小やヒットの規模によらない「最も見てもらいたい本物の映画」を厳選して放送する番組で、ナビゲーターを小山さんと安西さんが務めている。「旅するW座」は、デジタル化の設備投資を行うことができず、苦境に陥っている地方の単館系映画館を応援することを目的に、各地の映画館で無料上映会を行う番組の出張企画。日本初公開の作品を先行上映しており、これまでにカトリーヌ・ドヌーブさん出演の「愛のあしあと」、ヘレン・ミレンさん主演の「エメランスの扉」、モーリッツ・ブライブトロイさん主演の「イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国」、仏で40万人を動員したフレンチ・ラブコメ「恋のベビーカー大作戦」が上映された。
「シャンボンの背中」は、「愛されるために、ここにいる」のステファヌ・ブリゼ監督が描く恋愛ドラマ。実生活で夫婦だったヴァンサン・ランドンさんとサンドリーヌ・キベルランさんが共演したことでも話題を呼んだ作品で、2010年にはセザール賞脚色賞を受賞するなど数々の映画祭に出品され高い評価を獲得した。妻子と幸福に暮らしていた男性ジャンは、ある日、妻の代わりに行った息子の学校で、息子の担任である若い女性教師のシャンボンと出会う。ジャンとシャンボンは互いに好意を抱くようになり、不倫をしてはいけないと思いながらも禁じられた一線を越えそうになっていき……というストーリーが展開する。
同作品を見つけたカンヌ映画祭の印象について小山さんは「映画に情熱をかけている人たちがこんなに集まっていて、その情熱を見ているだけでうれしくなりました」と話し「良い作品をこの中から見つけ出して、日本に伝えることに責任の重さを感じています」とコメント。安西さんは「映画を提供するマーケットがこんなにたくさんあって、(各社の)担当者が自分の映画を薦めるその姿勢が素晴らしいなと感じました」と語った。
同作品は、テアトル石和で10月4、11日、下関シアターゼロ(山口県下関市)で10月18、25日、TKPシアター柏(千葉県柏市)で11月1、8日、京都シネマ(京都市下京区)で11月15、22日、KBCシネマ(福岡市中央区)で11月29日、12月6日、ユーロスペース(東京都渋谷区)で12月13、20日に上映される。(毎日新聞デジタル)
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