アイドルグループ「Berryz工房」と「スマイレージ」が出演するミュージカル「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」の公開舞台稽古が6日に東京都内で行われた。稽古の後、会見に登場した「Berryz工房」の嗣永桃子さんは、「TBSの『半沢直樹』がすごい盛り上がっていますが、舞台もBS−TBS主催ということで、『半沢直樹』と張れるくらい頑張りたい」と強気のコメント。また、同じストーリーで配役の組み合わせが3パターン用意されている「リバースキャストシステム」をとっていることから、「2回見たら倍返し、全部見たら3倍返しです」とアピールした。
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リバースキャストシステムは、劇中に登場する親友やライバルなど、対の立場にある二つの配役を2人1組で役者が交互に演じるシステム。両パターンの配役が混ざり合った特別キャスティング含め、3パターンが楽しめる。「すごく大変だった」と一同が苦労を明かす中、両グループの人数配分の結果「1人余ってしまった」という嗣永さんは、ストーリーテラー1役。「みんな2人1組で練習している中、すごい孤立していた」と疎外感を明かしつつ、「お客さま全員と私“ももち”が対になって“おとももち(お友達)”という気持ちで頑張っています」と笑顔で語っていた。
「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」は、ジャンヌ・ダルクの死後5年のフランスが舞台。イングランド軍占領下の町に、「ジャンヌ生存説」を払拭(ふっしょく)するためジャンヌの兄弟たちを根絶やしにする目的で「死神」と恐れられる将軍が派遣されてくる。そしてある日、ジャンヌが民衆の前に姿を現す……というストーリー。2006年からスタートした、ハロー!プロジェクトの演劇プロジェクト「ゲキハロ」シリーズ最後を飾る公演。サンシャイン劇場(東京都豊島区)で16日まで、22~23日にはシアターBRAVA!(大阪市中央区)で上演される。
会見には、学業のため「スマイレージ」の田村芽実さんと勝田里奈さんは欠席した。(毎日新聞デジタル)