歌手で俳優の沢田研二さんらが在籍した伝説の音楽グループ「ザ・タイガース」のオリジナルメンバー5人が、27日放送のラジオ番組「ザ・タイガースのオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)で、44年ぶりにそろってメディアに登場することが19日、明らかになった。18日に行われた番組収録には、沢田さんのほか、岸部一徳さん、加橋かつみさん、瞳みのるさん、森本太郎さんのデビュー当時(1967年)のメンバー5人が参加。加橋さんが69年にグループを離れて以来44年ぶりに再結集した5人は、デビュー前後から現在までの数々のエピソードや心境を語り尽くしたという。
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ザ・タイガースは、67年2月にシングル「僕のマリー」でデビュー。「モナリザの微笑」「君だけに愛を」など数々のヒットを放ち、グループ・サウンズ・ブームを巻き起こすも、71年に解散。オリジナルメンバー5人での活動は、加橋さんがグループを脱退する69年までのわずか2年間だった。今年1月には沢田さんが自身のライブで、44年ぶりにオリジナルメンバーが集結して日本武道館(東京都千代田区)、東京ドーム(東京都文京区)、京セラドーム大阪(大阪市西区)などでの復活公演(全8公演)を12月に行うと発表していた。
番組では、5人の出会いからグループの結成、関西で活躍していた当時の東京進出にかける思いなどが、知られざるエピソードとともに披露される。さらに、グループ名を「ザ・タイガース」と変えたレコードデビュー前後の活動秘話、「日劇ウエスタンカーニバル」の楽屋で行われた秘蔵インタビュー音源も公開。トップスターに上り詰めていく当時の軌跡に加え、解散後から現在に至るそれぞれの長い道のりも自らの言葉で語られる。
「ザ・タイガースのオールナイトニッポンGOLD」は、27日午後10時~11時半放送。(毎日新聞デジタル)