長谷川京子:尾野真千子と姉妹役で初共演 「長谷川町子物語」で息ぴったり

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 女優の長谷川京子さんが、「サザエさん」の作者・長谷川町子の人生を描くスペシャルドラマ「長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~」(フジテレビ系)で、尾野真千子さんふんする主人公・町子の姉・毬子を演じることが20日、明らかになった。2人は初共演で、尾野さんが「長谷川さんは大人の女性のイメージ。姉妹感を味わいたくてずっとくっついています」と話せば、長谷川さんも「ずっとスカートの裾をつかんでいるものだから動きづらいんですよ」と冗談交じりに答えるなど息ぴったりで、クランクイン初日から本当の姉妹のような仲むつまじい姿を披露したという。

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 さらに、町子の妹で長谷川一家にとっては欠かせないムードメーカーの洋子役で木村文乃さんも出演し、毬子・町子・洋子の3姉妹を、夫亡き後、ほとんど女手一つで育て上げる母・貞子を松坂慶子さんが演じることも決定。町子が弟子入りするマンガ界の重鎮・田河水泡を三浦友和さん、毬子の恋人・アズママナブを人気お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが演じることも明らかになった。

 今回、国民的マンガ家の姉というだけでなく、1979年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「マー姉ちゃん」などで描かれてきたキャラクターを演じる長谷川さんは「脚本の中で自分の立ち位置を確認しながら、お母さんや町子ちゃんにたっぷりと愛情を持っているというところを出していきたいと思います」と抱負。また、恋人役の徳井さんについては「お会いしたら無口で借りてきた猫みたいな方で」とほほ笑みながら印象を語るなど、共演シーンの収録を心待ちにしていた。

 ドラマは、アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)の放送45周年を記念して制作。長谷川町子のエッセーマンガ「サザエさんうちあけ話」が原作で、長谷川町子の戦前から戦後にわたる波乱の一生を、笑いと涙にあふれるドラマにする。父の死、福岡からの上京、15歳でマンガ界の重鎮への弟子入り、義兄の戦死、「サザエさん」の誕生などが描かれ、長谷川町子がサザエさんを描くとアニメのサザエさんが“浮き上がり”、長谷川町子を演じる尾野さんとアニメのサザエさんが“共演”するという演出も用意される。

 「長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~」は11月放送予定。(毎日新聞デジタル)

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