大ぽぷかる展:愛知県主催のアニメイベント 地域色で“萌える”

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 アニメやマンガをテーマとした愛知県主催のイベント「大ぽぷかる展」が9月14、15日に愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催され、約2万人が押し寄せる大盛況となった。京都市の「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」など地方発のアニメ、マンガ関連のイベントが話題になっている中、愛知県も地域色を押しだし、その魅力をPRした。“広報大使”としてイベントに参加したコスプレタレントの綾川ゆんまおさんに当日の模様をリポートしてもらった。

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 ◇岸田メルら愛知ゆかりのクリエーターが参加

 大ぽぷかる展は“愛知をポップカルチャーで盛り上げて新しい聖地に!”を合言葉に2010年にスタートしたイベントで、今年で3回目となりました。スタート時は、有志による制作委員会が主催しましたが、今年は愛知県の主催となり、メディア、企業などが連携して大きなイベントになりました。声優やコスプレーヤーによるステージイベントやキャラクターを描いた自動車「痛車(いたしゃ)」の展示、同人誌即売会などさまざまな催しが行われました。

 大ぽぷかる展は“地域色”を出しているのが特徴です。実写映画化され人気が再燃した「究極!!変態仮面」のあんど慶周さんの原画展とサイン会が開催されたほか、アニメ化されたライトノベル「神様のメモ帳」などで知られるイラストレーターの岸田メルさんが同人誌即売会に参加するなど愛知県ゆかりのクリエーターが集まりました。また、会場と名古屋市内を結ぶリニモ(愛知高速交通東部丘陵線)には、イベントキャラクターのぽぷかるちゃんなどの可愛らしいイラストがあしらわれるなど地域全体でイベントを盛り上げていたのも印象的でした。

 ◇名物の知事のコスプレも

 14日のオープニングセレモニーには“ぽぷかる名誉会長”として愛知県の大村秀章知事が登場し、「ジオニックトヨタ」のコスプレで開会宣言をしました。大村知事は、名古屋市で開催された「世界コスプレサミット」で「宇宙戦艦ヤマト」のデスラーや「ドラゴンボール」孫悟空のコスプレを披露したことが話題になったこともあり、会場を沸かせていました。なお「ジオニックトヨタ」はアニメ「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルをイメージした乗用車「シャア専用オーリス」の開発・販売を目的にトヨタ自動車が設立したバーチャルカンパニーです。

 痛車は、シャア専用オーリスや「ガールズ&パンツァー」の公式痛車のほか、私がレースクイーンを務める「グル~ミ~レーシングジーナス」のレーシングカーなどを展示。コスプレーヤーも多く参加したほか、フィギュアの制作実演やマンガの描き方講座などさまざまな催しがあり、にぎわっていました。

 町おこしを目的とした地方発のイベントが増えていますが、それぞれ独自色が出ていてとても面白いですね! 大ぽぷかる展も普段はポップカルチャーに触れることのない方にも楽しんでいただけたようで、素晴らしいことだと思います。これからも目が離せません!

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