話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は「リトルバスターズ！」の続編「リトルバスターズ！～Refrain～」です。ワーナー・ホーム・ビデオの土肥範子プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

あなたにオススメ

「鬼滅の刃」　「無限城編」3つのポイント

　−−作品の概要と魅力は？

　リーダー格の恭介、その恭介の背中を追い続けた主人公の理樹、恭介の妹の鈴を含めた幼なじみ5人が中心になり、高校生活で出会った5人の女の子メンバーを加えた「リトルバスターズ」というチームのお話です。

　1期ではそのチームが結成され、野球をしたり、それぞれの抱える悩みを解決していきながら友情を築いていく様子を描いてきましたが、同時にある謎も提示してきました。2期ではその謎である“世界の秘密”が解き明かされ、この作品の“本当の物語”が展開されていきます。

　−−アニメにするときに心がけたことは？

　原作（アドベンチャーゲーム）のよい空気感をそのままにフィルムにしようと。そのために、長いシナリオとゲームならではの時間軸をどのようにアニメーションにローカライズするか、1期の制作時から原作元とスタッフで話し合いを重ねてきました。

　また、1期では2クールをかけて個別シナリオを丁寧に、キャラクターたちが楽しく生き生きと動く様子を描いてきたので、2期ではその落差が出るよう、（現在オンエアは物語の前半ですが）見ている方に“違和感”を持っていただくように描いています。

　−−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは？

　大変なことはもう、それは全部、スタッフは現在進行形で大変です（笑い）。今回は特に今までの伏線をすべて回収しなければならないので、少数精鋭で、コンテもほとんど山川吉樹監督と櫻井親良助監督にご担当いただき、脚本はすべてシリーズ構成の島田満さんがご担当されています。ただ、忙しい中でも現場の雰囲気はとてもよく、本読みもアフレコの現場も「リトバス」メンバーのように楽しく“青春”してます（笑い）。

　−−今後の見どころを教えてください。

　今後は謎にしてきた“世界の秘密”がどんどん明らかになっていきます。毎週が最終回のように駆け抜けていきますので、ぜひ楽しみに見ていただければうれしいです。

　−−ファンへ一言お願いします。

　みなさまお待ちかねの「Refrain」です。長い旅の結末は、きっと、笑顔になれると信じていますので、皆さんもぜひもう少しお付き合いいただければと思います！

　ワーナー・ホーム・ビデオ　プロデューサー　土肥範子