聖闘士星矢:最新劇場版の映像初公開 「目指したのはフィギュア」

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 アニメ「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」の10年ぶりとなる新作劇場版「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」(2014年初夏公開予定)の製作発表会が1日、東京都内で行われ、映像が初公開された。ステージには、さとうけいいち監督と浅間陽介プロデューサーが登場。CGを駆使した映像についてさとう監督は「キャラクターは少年活劇の元気のいい部分を出したかったし、特定の人物に近くなってもいけないと思った。だから、あえて目指したのはフィギュア。人間でモーションキャプチャーするのではなく、そこはアニメらしいハンドメードにこだわった」とアピールした。

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 また、主人公・聖矢たちの防具“聖衣(クロス)”は「ロボットアニメではないので、メカに見えないよう意識した」、聖矢たちの力である“小宇宙(コスモ)”は「テレビでは絶対見られない表現方法を120%兼ね備えている映像」と細部を説明。本作の舞台である“聖域(サンクチュアリ)”については「映画を見たら『行ってみたい』と思える、映像体験としてとてもハッピーになれるもの」と胸を張った。さとう監督は、最後に「かなり期待と不安があると思いますが、裏切らない映画になった。少年マンガをベースにして壮大な世界観のなかで描いている。『見たことのないような世界に連れて行ってあげたい』という思いで作った。楽しみにしてください。(期待の)ハードル上げていただいていいです」と自信を見せた。

 「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」は、原作者の車田正美さんの画業40周年を記念した作品で、製作総指揮を車田さんが担当し、タイトルも自ら命名。数あるエピソードの中でも最も人気の高い「聖域十二宮編」を最新の映像技術で描く物語で、主人公の星矢ら青銅聖闘士(ブロンズセイント)が、命を狙われた女神・アテナを守るため、聖闘士の本拠地である「聖域(サンクチュアリ)」の守り人である黄金聖闘士(ゴールドセイント)と壮絶な死闘を繰り広げる。

 今回、初公開された映像は、東京・秋葉原の秋葉原UDXで開催中の「魂ネイション2013」の会場で見られる。同劇場版の公開を記念して制作された「聖闘士星矢」のフィギュアなども展示されている。3日まで。(毎日新聞デジタル)

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