10日に放送される刑事ドラマ「遺留捜査」のスペシャル（テレビ朝日系）で、上川隆也さん演じる主人公の糸村聡刑事が潜入捜査を試み、凶弾に倒れるという衝撃の展開を迎えることが3日明らかになった。上川さんは役になりきり「撃たれ、出血し、苦悶したのですが……」と語る一方、「かつてない大きな事件を描いた、糸村個人にとっても未知の物語をお届けできることが、うれしくて仕方ありません」と手応えを感じた様子。「糸村をもっと演じてみたい！　ぜひ次、その次のシリーズも作っていただきたい」と意欲をみせている。

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　「遺留捜査」は、風変わりな刑事・糸村（上川さん）が、独自の視点と執着心で現場に残された遺留品から事件の真相と被害者の思いを明らかにしていく1話完結型のドラマで、これまでに3度にわたって連続ドラマ化されてきた人気シリーズ。今回のスペシャルドラマでは、看護師殺人事件の遺留品の謎を追う糸村が、ある手がかりを頼りに単身、大病院を訪れるが、そこで武装グループによる立てこもり事件が発生。糸村は白衣に身を包み、医師になりすまして潜入捜査を繰り広げるが、果たして二つの事件を無事解決できるのか……という展開。

　上川さんは今回の台本を読み、「これまでの3シリーズでは描かれることのなかった局面。それを目の当たりにした糸村の新たな一面を、僕も早く見てみたい」と思ったという。そして凶弾に倒れるシーンでは「撃たれ、出血し、苦悶したのですが、ところどころで痛みを忘れることがあり、『彼は何よりも遺留品のプライオリティーが高い男なんだな』と思えて楽しかったです」と語っている。

　ドラマは11月10日午後9時～11時に放送される。（毎日新聞デジタル）