ちいかわ
第233話 黒い流れ星・後編(12)
1月7日(火)放送分
外海良基さんのスリラーマンガを実写映画化した「JUDGE/ジャッジ」(古波津陽監督)が公開中だ。同作は“七つの大罪”をモチーフに、見知らぬ男女が動物のマスクをかぶらされ“死のゲーム”を強いられるというストーリーで、2010年1月から12年8月まで「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された。映画「貞子3D」シリーズなどに出演した瀬戸康史さん、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気を呼んだ有村架純さんら若手注目キャストのほか、個性派俳優の佐藤二朗さんなどバラエティー豊かな顔ぶれが出演。原作をベースにしつつオリジナルの物語が展開する。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
何者かに連れ去られた男女7人は、動物のマスクをかぶらされ、毒薬が仕込まれた手錠を掛けられ密室に監禁されていた。そして、嫉妬・色欲・怠惰・憤怒・暴食・傲慢・強欲の七つの大罪を背負った者として、制限時間以内に誰が最も罪深いかを多数決で決める“死の裁判ゲーム”を課せられる。自分が生き残るためには誰かに投票しなければならない状況で勝ち残ろうとする中、次第にそれぞれの本性が暴かれていき……という展開。
監視カメラの視点で映し出される映像は生中継されているかのような緊迫感にあふれ、予測不能な展開にスパイスを与えている。さらにリモートカメラを使い、俳優しかいない状況での撮影という手法が圧倒的なリアリティーを生み出し、スリリングな状況を疑似体験できる。生き残るために時に協力するが、あるときは冷静に他者を陥れようとする姿は不気味で、選択や判断の矛盾や難しさなどをアンチテーゼ的に投げかけてくる。シチュエーションスリラーが入り口ながらも、深みのあるドラマへと着地する今作には、独特なカメラワークが効いたある種の新奇性を感じ、ラストからエンドロールへの流れにはさまざまな想像がふくらむ。8日からTOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開中。(遠藤政樹/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もOKと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
1月6日に発表された3~5日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、人間の細胞を擬人化したキャラクターが登場する清水茜さんの人気マンガを実写化した「はたらく細胞」(武…
1980~1990年代に人気を博し、何度も映像化されてきた田中宏さんの不良マンガ「BADBOYS」が映画化され、5月30日に公開されることが明らかになった。主人公の桐木司を演じる…
人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(集英社)の荒木飛呂彦さん原作、高橋一生さん主演の映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」が5月23日に公開されることが、明らかになった。邦画…
米倉涼子さん主演の映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)が12月6日~1月5日の公開31日間で、観客動員数201万人、興行収入27億円を突破したことが分かった。
俳優の山崎賢人さんが1月6日、東京都内で行われた、主演映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、24日公開)のイベント「忍事機密報告会」に出席。「ヘビのように脱皮を繰り返して、いい…